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MRI装置
MRIとは
強い磁石を利用して体内の断面像として描写する装置です
MRIで撮影した脊椎画像
MRI(Magnetic Resonance Imaging :磁気共鳴画像)とは、大きくて強い磁石を利用した画像診断法です。
横になっているだけで、体のいろんな方向からの断面像の写真(撮影)ができるので、体内の様子が詳しく分かり病気の診断に大変役立ちます。
また、薬(造影剤)を使用することなく、頭の血管等も描出する事ができます。
MRI検査について
- X線や放射性物質を使用しないので、人体への影響はありません。
- 無痛の検査です。
- 検査時間は約15分~45分です(検査部位によって変わります)。
MRI検査の注意事項
以下の方はMRI検査をお受けになれませんのでご注意ください。
- ペースメーカー・人工内耳など、体に金属が入っている方
- 強度の閉所恐怖症の方
- 金属を含む染料でタトゥーをしている方
MRI装置(PHILIPS社 Ingenia 1.5T)
MRI装置
デジタルコイルを搭載した最新型のMRI装置です。コイル内でMR信号をデジタル信号に変換できることで高画質な画像の提供が可能となりました。開口径70cmの広いボアで空間的にゆとりがあり、従来より圧迫感が少なくなりました。
また、インボアソリューションの導入により狭いところが苦手な方にも映像や音楽を楽しみながらリラックスした環境で検査を受けていただけます。
立位の撮影を可能にしたMRI装置“G-scan brio”
MRI装置”G-scan brio”
整形外科用のMRI装置「G-scan brio」は、0~90度のTilting機能(リクライニング)を有しており、様々な角度での撮影が可能です。ガントリー(※)が回転して撮影を行うことで、Tilting機能が可能となりました。
※磁場を発生させ撮影するところ。従来のMRIで言えば、トンネル型の部分の名称。
MRI“G-scan brio”の特徴
0~90度までのいずれの角度でも撮影できるため、立位での検査が可能に
手・ひじ・肩・ひざの四肢・頚椎・腰椎の整形外科領域を0~90度までのいずれの角度でも撮影できます。日頃、立っていると痛みが出てくるけれど、横になると痛みが和らぐ患者さんには、自身の体重の負荷がかかった状態と負荷のかかっていない仰向けの状態との2通りを撮影することで、これまで分からなかった痛みの原因の解明が期待できます。
トンネル型のMRI装置に比べ、開放的なデザインに
既存のMRIは大きな筒の中に入って撮影するため、強度の閉所恐怖症の方には難しい検査でした。しかし、このMRIは明るく周囲が見渡せる開放的な環境で撮影ができるため、閉所恐怖症の方への検査も可能になりました。
整形外科専用のMRIであるため静磁場強度が低く(0.25テスラ)、既存のMRI(1.5テスラ・3.0テスラ)より検査時間は要しますが、関節・頚椎・腰椎といった痛みの原因を探るには十分な静磁場強度を有しています。また、立位で撮影できるということ、痛みがある状態で撮影できるという特徴のある画期的なMRIです。
症例提示