スタッフブログ

  • 大腸CT検査

    2012年4月25日(水曜日)

    テーマ:リハビリ園芸日記

    古賀病院グループでは最新の医療機器などを用いて、
    様々な検査や治療を行っています。
    古賀病院グループブログでは、これからそういった検査や治療について、
    ご紹介していきたいと思います。


    第1回目の今回は、新古賀クリニック・健康管理センターの
    人間ドックなどで実施している「大腸CT検査」をご紹介します。

    皆さんは「大腸CT検査」ってご存知ですか?

    ここ1~2年、健康番組などで取り上げられるようになったので、
    ご存知の方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

    「大腸CT検査」とは、
    CT装置を使って大腸の内部を観察する検査です。

    大腸に炭酸ガスを注入して膨らませた状態でCT撮影した画像を
    3次元画像として描出すると、
    ↓ のような大腸の画像ができあがります。



    さらには、大腸カメラで大腸内部を調べているような、
    ↓ のような画像も作ることができます。



    このような3次元画像で大腸の全体像や内部の状態を観察して、
    ポリープの有無などを調べるのです。

    つまり、大腸カメラで行っている検査を、
    CT検査で行うのが「大腸CT検査」です。


    健康管理センターでは、もちろん大腸カメラ検査も行っています。
    ですが、「大腸カメラは痛みがあるし…」「恥ずかしいし…」
    という理由で、大腸検診をためらっている方は多いのではないでしょうか。
    そういった方のために、「大腸CT検診」を行っているのです。


    大腸CT検査は、大腸カメラに比べて痛みが少なく、
    CT検査時間も約15分間で終了するので、
    大腸カメラでの検査をためらっている方にはお勧めです。

    また、
      ●腸のヒダに隠れている病変を検出しやすい
      ●大腸の全体や病変の形、他の臓器との位置関係が把握できる
      ●腹部を撮影するため、大腸の外側の情報も把握できる
    という長所もあります。


    ただ、大腸CT検査を受ければ、
    大腸カメラを受けなくていいという訳ではありません。

    大腸カメラと違って、
    検査中にポリープが見つかっても治療ができないので、
    その場合は大腸カメラを受けて、ポリープの切除をする必要があります。

    とはいえ、
    「とりあえず一度大腸の検査をしてみたいけど、
      大腸カメラは勇気がでない」
    という方にはお勧めの検査であることには違いありません。
    興味のある方は、ぜひお問い合わせください。


    大腸CT検診については、更に詳しくコチラでご紹介しています。

    (広報担当 ヒガシ)