こがねっと。Vol.15
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 近頃、よく耳にする「2025年問題」は、団塊の世代が75歳を迎える事を指しています。この問題は高齢者人口が加速的(速さ)に増えるということです。しかし、2025年から2050年までの高齢者人口はあまり増えません。 一方、子どもや働く人達は減っていきます。いわゆる人口減少社会です。つまり、高齢者人口は変わらず生産人口が減ることで高齢化率(高さ)は増加します。その結果、介護の担い手に対して、要介護者が増加することになります。 介護の世界にはパーソンセンタードケアという考え方があります。この言葉は「その人らしさ(パーソン)を中心とした(センター)介護(ケア)」という意味です。 パーソンセンタードという考え方は、他の言い方をすれば「相手のことを知る」や「思いやり」という言葉に置き換えることができると思います。 2019年5月に、こがケアアベニュー宮ノ陣人生の2割超は少なからず 「介護」に関わりのある期間だと言われています。これまで、高齢化の問題は「進展の速さ」でしたが、これからは、高齢化率の「高さ」も問題になってきます。試算では2025年には、5人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上という時代になるのです。❶高齢者人口が加速的に増える2025年に備えて赤ちんを包む﹁おくるみ﹂のように﹁思いやりで包む介護﹂を目指したい「誰もが通る介護に関するお話」1人の2介護にるでる人の2介護にるでるしく「正知る」ということ

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