こがねっと。Vol.16
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 健康診断の目的は、主に生活習慣病の予防と健康意識の軌道修正だと考えます。当クリニックでは1日に100人程度の方が受診されますが、その3人に1人が生活習慣病に関して問題がある状態です。 しかし健診結果に異常がなくても、「行動変容」を起こしてほしい方は毎日何十名といらっしゃいます。 「行動変容」とは、これまでの生活習慣を健康的に望ましいものに変えていくことです。行動変容を起こすのは、受診者本人です。例えばタバコを吸っている人がタバコをやめる、運動習慣のない人が定期的な運動を始める、などです。しかし行動を変えなければと思っていても、実際には行動に移せない方が多く、その動機付けが難しいのが現状です。 当クリニックでは、行動変容が必要な方へのアフターケアとして、健診後に指導スタッフ(保健師・管理栄養士)による生活指導を行います。生活指導では食事、栄養、禁煙、運動(フィットネス)に関する改善のアドバイスをしています。行動変容は、「やってみよう」と思うことから始まります。指導スタッフがお一人お一人と向き合いながらお話をさせていただきます。 まずは健診を受けて、ご自分の体を見直すことが肝心です。将来的に医者にかからなくていいように健診を受ける、と思っていただいてよいかもしれません。大きな病気になってからの医療費を考えると、その差はとても大きいものになるはずです。 健康に全く問題のない受診者さんは1〜2割しかいらっしゃいませんが、結果が悪くても、受診後の「行動変容」で生活習慣を改善し健康を維持されている方はたくさんいらっしゃいます。何か病気が見つかったらいやだ﹁行動変容﹂でこれまでの生活習慣を法人単位で健康経営宣言に取り組むことを目標としています。❸「定期的な健康診断に関するお話」しく「正知る」ということ2﹁健診﹂では3人に1人が生活習慣病に関して何らかの問題がある状態健康のために生活習慣を変えようと行動することを﹁行動変容﹂といいます将来的に医者にかからなくてもいいようにまずは﹁健康診断﹂を健康管理センター センター長の宮本祐一先生にお聞きしました。新古賀クリニック

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