こがねっと。Vol.17
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Sleep Apneんと受診せんといかんな」と。今まであんまり使われてなかった方が、よく使われるようになりました。権藤 当初、スリープセンターではCPAPの空気圧の強さを決めるため、一泊入院でCPAPを着けながらの検査をしていたのですが、ここ10年くらいでCPAPにオート機能が付き、患者さんの負担は明らかに減っていますね。検査自体もだいぶ簡易的になったと思います。高山 患者さんを中心に考えることを意識しています。夜勤の方やドライバーの方などもいらっしゃるので、一人一人で背景が違うことを考えて話をさせていただいています。権藤 簡易検査の装置の説明などをする際に、ご自宅でちゃんと装着できるように実際に装着して、電源を入れるまでを練習して帰ってもらうようにしています。家に帰ってわからなくなると困るので、具体的にイメージを持っていただきます。あとは一泊入院の説明も丁寧に、検査内容や取り付けに時間がかかることなどを事前にお伝えして、患者さんの不安を取り除いています。佐藤 私は会計に関わることなので、患者さんがCPAPを始められる時は、どのくらいの金額になるか、遠隔診療の時はいくらくらいになるかなどの説明を丁寧にさせていただいています。お一人お一人ご負担の割合が違うので、用紙を準備してわかりやすい説明を心掛けています。高山 CPAPをしないと大変なことになる、と思って使っていると長続きしないんです。だからぜひ気楽に使ってください。そうすると長く使えますし、いいデータも出てきます。気負わずに使用していただきたいです。権藤 今睡眠に悩んでいる人で、自覚のある人はCPAPの治療をしていますが、いびきをかいているか自分でわからないとか、昼間にひどく眠いなとか、そういう方は相談に来ていただいて、無呼吸やいびきの有無を検査してみてください。佐藤 私、実は寝るのが大好きで…ぜひ皆さんにも良い睡眠を取ってほしいなと思います。高山 睡眠と食事は医療のうえでも重要です。最近になってやっと睡眠にも光が当たるようになった気がします。それだけ悩んでいる方が多く、潜在患者さんはもっといらっしゃるはずです。睡眠について気になることがあれば、スリープセンターへ気軽にご相談ください。❽丁寧にわかりやすくお話することで患者さんの不安を解消良い睡眠が健康維持につながります私たちがチムとなり患者さんのより良い睡眠のサポトを行ています高山英樹(たかやま ひでき) ■古賀病院21 / 臨床工学技士権藤絵里子(ごんどう えりこ) ■古賀病院21 / 臨床検査課

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