こがねっと。Vol.20
3/16

して手術を行います。 ロボットと言っても手術を行うのはあくまで医師です。熟練した執刀医が操作ボックスに座り、モニターに映し出されるハイビジョン3D画像を見ながら内視鏡カメラを操作します。手術部位を適切なズームで映し出し、手元のコントローラーと足元のフットスイッチで、ロボットアームを遠隔操作して手術を行います。ロボットアームは執刀医の手の動きに連動してなめらかに動き、広い可動域によって複雑な手技を可能にしています。また手先の震えが伝わらない手ブレ補正機能も備えています。繊細で正確な操作で縫合や切開を行うことが可能になり、内視鏡手術の可能性が広がっています。 現在、ダヴィンチ手術はどこの病院でも受けられるわけではありません。定められた施設基準を満たした病院でのみ、ダヴィンチ手術を受けることができます。 また手術は執刀医のみで進めるのではなく、助手の医師や看護師、臨床工学技師などが補助につき、チーム医療で行われています。手術に関わるスタッフ一人一人が、他院の見学や研修を重ね、協力し合いながら日々研鑽を積んでいます。❷基準を満たした病院でのみダヴンチ手術が受けられます患者さん患者さん患者さん患者さん

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る