こがねっと。Vol.23
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その疾患に合わせた定期検診をお勧めします。良性か悪性かの鑑別が必要なときは、針生検といって組織検査を行います。新古賀病院の乳腺外科と連携をとり、検査から診断、治療までのスピードが速いもの新古賀クリニックの特徴です。 女性にとって非常にデリケートな部分の疾患でもあるため、不安が少しでも和らぐよう、女性スタッフと連携し患者さんのお話を伺うなど気持ちに寄り添ったお声掛けを行っています。主治医としてはわかりやすく丁寧な説明を心がけ、患者さんにしっかりとご自身の状態を理解し、安心して帰っていただけるよう努めています。乳がんは�女性が最も注意をすべきがんです� 乳がんとは、乳腺にできる悪性の腫瘍です。自覚症状としては、乳房にできる硬いしこりや膨らみ、皮膚のひきつれなどです。ケースによっては乳頭から分泌物がでることもあります。日本人女性の9人に1人が発症するがんであり、決して他人ごとではありません。新古賀クリニックの女性外来だけでも、年間約50人の方が乳がんの診断を受けています。患者さんを待たせないスピ�デ��な診断を行�ています� 乳腺外科には乳房の痛みやしこりを自覚し、乳がんを心配されて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。乳がんの診断は、まず症状についてお話を伺い、触診を行った後、マンモグラフィや乳腺エコーで検査を行い画像診断をします。 画像で良性の疾患だとわかれば、かかるといわれる乳がん�早期発見・早期治療で約90%以上の方々がプロフィール■日本外科学会 専門医■日本乳癌学会 専門医・指導医■日本乳がん検診制度管理中央機構 マンモグラフィ読影認定医 評価A※1:国立がん研究センター   がん情報サービス「がん登録・統計」   (全国がん登録)2017年データによる※2:全国がんセンター協議会の生存率共同調査   (診断年2000・2009・2020年6月集計による)※2※1❺田中喜久(たなか よしひさ) ■新古賀病院 乳腺外科部長   〈乳腺外科〉「正しく知る」ということ「女性外来に 関するお話」3治日癒本し女て性いのま9す人�に1人がTanaka Yoshihisa

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