介護老人保健施設こが21介護老人保健施設弥生園産科・婦人科みやじまクリニック古賀国際看護学院法人本部事務部こがケアアベニュー宮ノ陣大石町・縄手三国事業部天神在宅ケアセンター グラフは硬膜外麻酔を併用した分娩数の推移を示しています。(図1参照) しかしながら、出生数の減少は続いており、当院の分娩数はなんとか維持できている状態です。(図2参照)・産後ケア 久留米市の産後ケアは、久留米市に住民票があり、産後1年未満の乳児とその母が対象となります。ショートステイ(宿泊型)とデイサービス(日帰り型)の2種類ありそれぞれ6泊7日と7日間の利用ができます。ショートステイは日数の範囲であれば何回でも分けて利用でき、ショートステイとの組み合わせも自由で、たいへん利用しやすくなっています。 久留米市では2023年4月より一部負担金が減額されたことや、当院では5ヵ月未満の児を受け入れていること、双子・三つ子を受け入れていることなどにより、急激に利用者が増加しています。(図3参照)今後さらに利用希望者が増えると思われます。・子宮頸がんワクチン(HPVワクチン) HPVワクチンは一時、積極的な接種勧奨が控えられていましたが、2022年4月より勧奨が再開され、キャッチアップ接種も始まったことより、接種目的の受診者が増加してきています。しかし、まだまだ十分ではないため、引き続き積極的に接種勧奨を行いたいと思います。(図4参照) 今後、患者さまのニーズの把握とより良いサービスの提供を継続し、1人でもお母さんの笑顔が増えるように、スタッフ一同努力したいと思います。— 97 —(図1)硬膜外麻酔を併用した分娩数の推移(図2)分娩数の推移<診療体制>常勤医 1人助産師 常勤 4人 非常勤 2人看護師 常勤 7人 非常勤 2人受付事務 3人厨房スタッフ 5人清掃スタッフ 2人<外来診療>妊婦健診等の産科外来で延べ数約450人/月その他、婦人科疾患、思春期外来、更年期外来、不妊外来がん検診、ワクチン接種など約290人/月を行っています。<入院診療>・分娩2023年4月~2024年3月 分娩数265人(経腟分娩234人、帝王切開術31人) 帝王切開例31人のうち予定帝王切開19人、緊急帝王切開12人、帝王切開率11.7%、予定帝王切開は既往帝王切開9人、骨盤位8人、子宮筋腫核出術後妊娠2人でした。 緊急帝王切開は胎児機能不全3人、重症妊娠高血圧症候群1人、予定帝王切開術の陣痛発来1人であり、残り7人が様々な理由の分娩停止症例でした。 緊急帝王切開にならないように十分に注意を払い妊娠管理を行っていますが、やや増加傾向にあります。 また、患者さまからのニーズの高い無痛分娩も積極的に取り入れており、年々無痛分娩希望者が増加してきています。院長 宮嶋 諭産科・婦人科 みやじまクリニック
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