介護老人保健施設こが21介護老人保健施設弥生園産科・婦人科みやじまクリニック古賀国際看護学院法人本部事務部こがケアアベニュー宮ノ陣大石町・縄手三国事業部天神在宅ケアセンター さらに、医療法人善志会様から、久留米南病院(療養病床100床)、介護付き有料老人ホームアビタシオン久留米南(介護付き30室、住宅型24室)、有料老人ホームみづまの杜(住宅型67室)、及び関連する介護施設を事業承継することとなりました。2025年6月1日より、新たに「新古賀南病院」「こがケアアベニュー大善寺」「こがケアアベニューみづまの杜」として運営を開始いたします。これは、株式会社アビタシオン様からのご相談を契機に、地域の医療・介護体制の継続を第一義に進められたものであり、法人の理念にも合致する事業と判断し、お引き受けすることとなりました。また、野伏間クリニックの16床の有床診療所機能を久留米南病院へ統合することで、より効率的かつ一体的な医療提供体制を整備することを計画しています。 法人本部としては、これらの取り組みを通じて、地域全体の医療・福祉ニーズに応える法人の挑戦を、今後も実務・制度・運営面から力強く支えてまいります。管理しやすい環境を整備しました。さらに、医事マスタおよび物流マスタの整備・再構築を行うことで、全体のデータ精度と一貫性を高めることができました。 2025年度には、協力対価の按分ルールの見直しを実施するとともに、主要経営指標に関する定期的なレポート出力・共有体制の整備を予定しており、戦略的な経営支援の質的向上を目指して取り組んでまいります。— 125 — 高齢化に伴い、地域における医療・介護の需要は年々高まっています。その一方で、増大する社会保障費の抑制を背景として、医療・介護を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。天神会では、こうした変化に柔軟に対応しながら、各施設の安定的な運営を支えるべく、将来を見据えた事業展開と施設整備に取り組んでいます。 かねてより進めてまいりました新古賀クリニックの建て替えが2025年1月17日についに着工しました。2025年11月の竣工、2026年2月の診療開始に向け、工事は順調に進行しております。本事業では、久留米市との官民連携により天神町公園との用地交換を行い、西鉄久留米駅東側エリアのまちづくりにも寄与する構想としています。 また、新古賀リハビリテーション病院みらいについては、既存建物の老朽化や機能更新を踏まえ、2027年度の着工に向けた移転・建て替え計画を進行中です。回復期・慢性期医療における地域の中核としての役割をさらに強化することを目的として、設計を進めています。 2024年度、当部門では、病院経営の効率化と原価管理の高度化を目的に、京セラ式部門別病院原価管理システム「The Amoeba」を次世代版「AmoebaPro」へ全面的に更新しました。従来のシステムに比べて、より詳細かつ簡易に実績データを抽出できる機能が備わっており、各現場の分析業務の迅速化と精度向上に寄与できるものと考えています。 また、このシステム更新にあわせて、原価管理における部門体系の見直しを実施し、部門管理の簡素化と、各現場がより本部長 古賀 伸一部長 古賀 伸一法人本部経営企画部
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