介護老人保健施設こが21介護老人保健施設弥生園産科・婦人科みやじまクリニック古賀国際看護学院法人本部事務部こがケアアベニュー宮ノ陣大石町・縄手三国事業部天神在宅ケアセンター【医事課】(病棟医事・外来医事)●新古賀病院 当日中の日次会計締め処理を行う体制を構築し、5月より時間外窓口精算機を導入した結果、預かり金・未収金が減少し、業務負担の軽減に繋がりました。診療報酬改定では、新設された医療DXの加算1での算定継続を目標にマイナンバーカードの利用を促しました。入院診療では救急医療管理加算の算定対象の明確化に伴い、医師と協力し加算1の算定強化に努めました。6月にはCPA患者を外来診療から入院診療での請求へ変更。12月の健康保険証の新規発行廃止では、窓口で柔軟に対応しました。医療DX推進では未収金リストの作成にPC作業自動化システム(RPA)を導入、chatGPTを利用した議事録の作成を行いました。●古賀病院21 医療制度の変化やDX推進の流れを受け「マイナ保険証利用率の向上」と「RPA(Robotic Process Automation)による業務効率化」に重点を置き、より質の高い事務業務の提供と医療現場への貢献を目指して取り組みました。「マイナ保険証利用率の向上」へ向け、窓口での声かけ・個別説明の徹底、リーフレット設置・配布、デジタルサイネージによる解説、カードリーダー操作のサポート充実、職員間での情報共有を行い、利用率は前年度10%以下から38%へと大幅に向上しました。また、RPAツール導入し、リハビリの症状詳記業務を自動化し、業務負担軽減に繋がりました。【ドクターズクラーク】<新古賀病院> 医師の負担軽減のため生成AIを活用しタスクシフトの拡大および作業時間削減に取り組みました。その結果、退院時サマリー、退院時報告書・紹介元への返書、身体障害診断書作成補助業務で、複数診療科への展開を実現し、医師の負担軽減に大きく貢献しました。診断書作成時の入院経過要約の作成や、紹介状・薬情の文字起こしなどにも活用し、個々の作業時間を短縮し、他の業務に時間を充てることができました。●新古賀クリニック 11月にLINE予約・予約変更・予約確認を開始しました。患者さんが日時に関わらず医療機関に連絡ができ、携帯に予約が残ることで簡単に受診確認ができるとともに、職員の電話対応業務の負担軽減に繋がりました。今後もさらなる医療DXの活用を検討します。 例年の目標である査定率年平均0.3%以下については本年度も達成しております。今後も医事課として増収につながる算定を意識し、主治医をはじめ、他部署との情報共有を密に行い、算定の確実性、情報の収集と周知徹底を実施しスペシャリストの育成を行い、医事課職員各自が意識して業務向上できるよう努めます。●新古賀リハビリテーション病院みらい 新たな業務効率化の取り組みをとして、5月に介護保険の診療報酬請求を紙提出からオンライン請求に切り換えました。8月には窓口自動精算機を導入し、金銭授受の円滑化と違算金の防止を図りました。10月には各種クレジットカードでの支払を導入し、患者さんの要望に応えると共に、支払窓口の業務効率化にも繋がりました。マイナンバーカードでの保険証確認が徐々に増え、2025年1月末現在で全体の25%の患者さんが利用しています。来年度年は労災レセプトのオンライン化などを予定しています。<古賀病院21> 新たな取り組みとして循環器内科医師2名の外来補助追加、退院時要約作成(泌尿器科全医師・日帰りシャントPTA)、生活習慣病療養計画書作成、更生医療要否意見書作成(透析患者)、外来透析患者の定期処方箋入力と打ち出し、大腿骨近位部骨折患者追跡調査を開始しました。また泌尿器科でTULSA導入(2024年12月治療開始)に伴いコーディネーターとして他部門と協力し立ち上げを行いました。 受診問い合わせ対応からTULSA施行までの日程調整、施行後の追跡調査までを他職種と連携して全体でサポートしています。— 135 —課長 待鳥 美紀副課長 光安 美保主任 中島 由弥子主任 伊藤 真由美医事部
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