介護老人保健施設こが21介護老人保健施設弥生園産科・婦人科みやじまクリニック古賀国際看護学院法人本部事務部こがケアアベニュー宮ノ陣大石町・縄手三国事業部天神在宅ケアセンター 2024年度は、看護師、社会福祉士、事務スタッフ計13名体制で地域医療・介護機関との連携窓口として日々対応を行っております。 今年度は、久留米医師会を中心に救急医療連携協議会が発足するなど、高齢者救急搬送の増加にどう対応するかが課題となっており、当院では下り搬送による連携を行い、救急搬送を断ることがないよう努めており、連携室が主体として取り組んでおります。 また、外来患者予約窓口も連携室が担っており、電話対応を主体としていましたが、業務の効率化を図るため再診、予約 2024年度地域医療連携室は、社会福祉士・看護師・事務計8名のスタッフで業務を行いました。本年度も地域の医療機関や介護・福祉施設の皆様のご協力のもと、当院の地域連携室は円滑な医療提供体制の構築に努めて参りました。急性期・回復期・緩和ケアを担う当院として、紹介受診の推進と治療後の逆紹介による地域への橋渡しが重要な役割となっております。紹介件数4,185件、逆紹介件数8,508件、前年度と比較し、紹介件数は3%の減少、逆紹介件数は微増となりました。ご紹介・逆紹介について今後も患者さんの予約・受診がスムーズにできる対応、返書管理、病病・病診連携などスタッフ一丸となり取り組んでまいります。 2024年度は看護師2名、社会福祉士2名、事務1名の5名体制となり、各病棟に人員配置を行ったことで、「入退院支援加算1」の算定を開始しました。回復期リハビリテーション病棟には社会福祉士を専従配置し、療養病棟においても多職種連携のもと在宅復帰を目指した支援体制の充実を図っています。当院では療養病棟および回復期リハビリテーション病棟の機能を活かし、在宅や介護施設、急性期病院からの患者紹介を円滑に受け入れる体制の強化に取り組んでいます。また、回復期リハビリテーション病棟も含め全病棟で透析患者の受け入れが可能であり、地域でも数少ない対応病院として多く変更・確認のみになりますがLINE機能を活用した予約システムを導入致しました。利用する患者側にとっても利便性がよくなり、時間外や休日でも予約できるなどのメリットもあります。 退院支援においては、転院調整の際に従来は電話相談が主体でありましたが、電話時間削減など効率化を図るため、入退院支援クラウドを導入するなどICTを活用した医療機関連携にも力を入れております。 今後も地域医療・介護機関と緊密な連携を図りながら、地域に貢献できるよう努めてまいります。 退院支援に関しては、他部門との情報共有・カンファレンスを通し患者・家族の意向を中心とした退院支援に努めて参りました。転院調整・医療相談や看護相談など含め、今年度合計で1,674件の対応を行いました。転院調整業務をスムーズに行えるよう、今年度3月から、「CAREBOOK」を導入したことで、業務の負担軽減・効率化が出来ております。 今後も地域での顔の見える連携として、病病・病診連携・介護施設・在宅療養支援との連携強化に努め、患者さんやご家族が、安心して地域で生活ができるよう支援を行っていきます。の相談をいただいております。併設の「みらい介護医療院」にも医療と生活支援を提供することができる施設として、多くのお問い合わせをいただきました。さらに2024年10月より小郡地区における相談窓口の機能を一体化するため、老健弥生園へ連携室を移設しました。介護施設と連携することで、幅広い提案が可能となりました。これらの取り組みにより、昨年度より多くの紹介件をいただくことができました。今後も地域医療機関・介護施設等と連携を図り、地域への貢献を目指してまいります。— 137 —新古賀リハビリテーション病院みらい 主任 久保山 美智子新古賀病院 主任 中野 繁広古賀病院21 師長 大石 恵美子地域医療連携室
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