診療技術部看護部各委員会報告業績編集後記教育講演会・研修会・研究会天神会医療研究会抄録 2024 年度の診療放射線課は、「心理的安全性の向上と共に、自ら考え自ら動く」を目標とし、スタッフ数 22 名にて業務を行いました。年間の検査件数は、一般撮影 51,129 件(前年度比:108.7%)、CT 21,405 件(前年度比:112.7%)、MRI 11,061(前年度比:104.8%)件、RI 2,173 件(前年度比:105.8%)、ガンマナイフ 100 件(前年度比:101.5%)となりました。 検査数に関しては、全てのモダリティにおいて前年度を上回る実績となりました。 近年、私たち診療放射線技師は、患者を撮影するだけではなく、撮影された画像を読み取る力が求められるようになりました。生命予後にかかわる緊急性の高い疾患の所見がある画像を「STAT画像」と呼び、いち早く発見し主治医に報告することで早期治療を受けられる事となります。放射線技師は最初に画像を確認出来る立場にあり、いち早く情報を得ることが出来るため技師の読影能力が重要になります。読影能力向上を目指し、部内で勉強会を行ったり放射線科医師よりアドバイスを受けたりしながら部門全体のレベルアップを図りました。その他、昨年度より始まった技師の業務拡大では、ほとんどの技師が研修を終え静脈路の確保やRI薬剤の投与など様々な業務を実践しています。 院外活動では、初めての試みとして日本放射線技師会と日本放射線技術学会の合同開催となった第1回日本放射線医療技術学術大会に2演題エントリーすることが出来ました。その他にも日本心血管インターベンション治療学会での発表やシンポジウムのパネラーなど、大きな学会でも多くのスタッフが活躍しています。 今後も院内院外活動ともにより多くの放射線技師が活躍の場を広げ、よりいっそう部門内を活性化させていきたいと思います。— 150 —一般撮影新古賀病院 診療放射線課 課長 松岡 光貴診療放射線課
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