診療技術部看護部各委員会報告業績編集後記教育講演会・研修会・研究会天神会医療研究会抄録 2024年度の古賀病院21栄養管理課は、常勤管理栄養士6名の体制で業務を行いました。 「臨床栄養業務」については、栄養指導件数は年間目標4250件に対し、実質3519件/年で目標達成率82.8%でした。2024年度は回復期病棟に加え、10月からのリハビリテーション栄養口腔連携体制加算算定に伴い、2・3・5階病棟にも専任の管理栄養士を配置するようになりました。入院当日~翌日までに管理栄養士が病室訪問、栄養評価など行い、低栄養該当者や食思不振患者を中心としたミールラウンドの実施し、デイリーカンファ等での他職種との情報交換により、早期介入・対応が出来るようになりました。 「給食管理業務」に関しては、クックサーブ(院内調理)での食事提供を行っています。献立作成は病院栄養士が行っていますが、病棟での臨床栄養業務の比重が増えてきており、今後は献立作成業務の見直しなども検討していく必要がありますが、入院中の食事は大事な栄養でもあり、美味しい食事提供の努力はこれからも続けていきたいと思います。入院中の低 新古賀病院栄養管理課は、常勤管理栄養士8名(うち7名は新古賀クリニック兼務)で栄養指導及び病棟栄養管理、給食管理業務に取り組んでいます。KPI目標である栄養指導については、年間目標件数2260件(栄養指導料金有り)に対し実績2724件で目標達成率121%でした。心不全パスも軌道にのり入院・外来の循環器内科の栄養指導件数が昨年に続き増加しています。今年度より日々のミールラウンドを開始し、実際の食事場面の観察・評価を行うことでより細やかな食事内容の調整ができるようになり、喫食量の増加や食事満足度の向上に繋げています。栄養管理では2024年度の診療報酬改訂において「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」が新設され、早期から離床や経口摂取を促進することで患者のADL維持・向上に多職種で共同し取り組んでいます。当院でも各病棟に専任の管理栄養士を配置し、多職種とのデイリーカンファレンスにて連携を図り、個々の患者に適した食事の提供及び栄養管理に努めています。 来年度は法人内各施設の栄養管理課、および他職種との連携や情報共有をより密に行うことで、部門としての更なる成栄養・重症化予防だけでなく、退院後の生活も見据えた介入を目指していきます。長を計りたいと思います。また2025年の食事摂取基準改定をふまえた病院食の栄養基準見直しに取り組み、より良い栄養管理の充実に努めます。— 159 —古賀病院21 栄養管理課 主任 作間 理恵子新古賀病院 栄養管理課 副主任 大淵 由美
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