診療技術部看護部各委員会報告業績編集後記教育講演会・研修会・研究会天神会医療研究会抄録<2024年度の目標と結果>1)褥瘡院内発生者の減少 2)MDRPU(医療関連機器圧迫創傷)発生者の減少 1)に関しては院内褥瘡発生患者数33名であり、前年度と比較すると7名の増加で褥瘡発生率は0.037%という結果になりました。仙骨部や踵部の発生が多く、観察の徹底とポジシ<2024年度の目標と結果>1)院内褥瘡発生率0.06%未満2)院内褥瘡発生患者年間50名以下3)医療関連機器圧迫創傷の発生8名以下 1)2)に関しては、院内褥瘡発生患者数は20名、褥瘡発生率は0.04%と昨年度と同様の結果でした。入院時や状態変化<2024年度の目標と結果>1)年間の褥瘡新規発生率0.1%以下2)MDRPU(医療関連器機圧迫創傷)の発生件数を把握する 2024年度の新規褥瘡発生率は0.09%と目標達成することができました。しかし、新規褥瘡発生患者数45名と前年度より発生件数は増加していました。取り組みとして、スライディングョニング指導を行い発生患者数の減少に努めていきたいと思います。2)に関しては院内発生患者数5名であり、前年度と比較すると5名の減少となり目標は達成することができました。NPPVによる鼻根部の発生や耳介の潰瘍形成が主であり、引き続き観察・予防の徹底をおこないさらなる減少に努めていこうと思います。時の褥瘡発生リスクアセスメントと、褥瘡予防対策が有効であったと考えます。3)に関しては、発生患者数2名で圧迫部位の観察と早期の被覆剤貼用により減少しました。今後もリスクアセスメントを徹底し、他職種と連携しながらスタッフ教育を強化し、褥瘡及び医療関連機器圧迫損傷のさらなる減少に努めていきます。シートの活用定着のためアンケート調査と研修を実施しました。また、新入職者対象に背抜き・足抜きの体験研修を実施しました。MDRPUの発生は2件の報告がありNPPVによる発生が主でした。リモイスバリアを売店に導入、オムツ内の皮膚環境を整え皮膚の保護に努めました。また褥瘡予防カンファレンスは、各部署で定着することができたので、今後も継続して発生予防に努めていきたいです。— 178 —新古賀病院 主任 樋口 恵美 古賀病院21 主任 松雪 友恵新古賀リハビリテーション病院みらい 師長 中原 由加里褥瘡対策委員会
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