診療技術部看護部各委員会報告業績編集後記教育講演会・研修会・研究会天神会医療研究会抄録った症例は4名でした。主治医から電話相談があったものの、面談を予定する前に死亡してしまった方は4名でした。古賀病院21:火曜日に定期的な回診を行い、必要時に面談を行っています。古賀病院21一般病棟から緩和ケア病棟へ転棟となった患者様は45名でした。入院中に面談を受けた後転棟できなかったのは1名でした。2.緩和ケア委員会での勉強会①麻薬管理について薬剤部よりレクチャー、リンクナースが各部署に伝達②イントラネットの医薬品集に麻薬の取り扱いに関するマニュアルを掲載③症状・疼痛コントロールに難渋した症例紹介・症例検討など<今後の課題> 緩和ケアの普及のためにはACP、意思決定支援、医療倫理へ理解を深め広げることが不可欠です。まずは委員会を通してリンクナースの育成に繋げたいと思います。 また、がん終末期まで治療が行える時世の中、緩和ケアは治療と並行して提供できる事を周知して行きたいと思います。終末期で治療を希望された患者さんに対しても限られた時間の中でご家族と安寧な時間を過ごしていただけるよう面談の受け入れ等を迅速に対応して行きたいと思います。 糖尿病委員会活動として新古賀病院、新古賀クリニックにおける糖尿病診療全般の運用、問題点について情報の共有をおこなうこととし、月に一度委員会開催し情報共有実施しています。インスリン製剤、SMBG、CGM機器において新規採用や取り扱い方法を話し合い安全に使用できるよう情報共有し取り組みしていきました。 糖尿病教育入院患者数の減少に伴い4月、5月、6月糖尿病教室を隔週に変更し運用しました。入院中教室参加出来ない患者も発生し隔週糖尿病教室から毎日の糖尿病教室に変更としました。 今後の課題として、充実した糖尿病患者教育を目標とし他職種と連携し教育入院された患者が楽しく学べるよう環境を整えていきたいと思います。— 187 —<活動方針> 緩和ケア委員会は、2012年5月に古賀病院21緩和ケア病棟が開設された機に発足しました。 がん患者さんとご家族のQOL向上のため、がんのすべての病期、治療過程において出現する身体的、心理的、社会的、スピリチュアルな問題に対し、継続的かつ総合的な緩和ケアを提供するための体制づくりを目的に活動を行っています。 2018年8月より緩和ケア回診を新古賀病院・古賀病院21で開始しました。新古賀病院の回診は当初、前任医師の小林医師、冨満医師と看護師で開始しました。現在では、医師・看護師・地域医療連携室・理学療法士・管理栄養士も加わり、専門性を活かした多職種での回診を行うことができるようになりました。<2024年度の活動内容>1.新古賀病院:月曜日に定期的な回診を行い、主に月曜日と木曜日で入院中の患者様の緩和ケア面談を行いました。緩和ケア病棟への移動が困難な方もおられ、新古賀病院で緩和ケアを行ったのは3名でした。慢性心不全の緩和ケア相談は1名でした。難治性の慢性疼痛の相談も1名あり、肺炎・敗血症の苦痛緩和の相談が1名ありました。 新古賀病院から緩和ケア病棟入棟された症例は、2024年度は70名でした。入院中に面談を受けた後に移動できなか 糖尿病委員会は医師、看護師、薬剤課、栄養管理課、臨床検査技師、運動療法士の他職種と連携し糖尿病患者教育の取り組みを行っています。今年度は糖尿病患者教育充実を目標とし行動にうつしました。[各部門の目標]看護部:指示されたインスリン注射実施100%。薬剤課:退院時インスリン指導100%。臨床検査課:尿タンパク陽性者への追加検査100%。栄養管理課:DM教育入院中患者に栄養指導2度の栄養指導介入。健康管理センター:教育入院患者の運動療法実施率100%を目標設定し患者教育を行いました。 結果目標達成率は看護部:99%、栄養課:95%他各部門実施率100%です。古賀病院21 看護師 石坂 直子新古賀病院 看護師 玉置 優子新古賀病院 外来 看護師長 桐谷 富由子緩和ケア委員会糖尿病委員会
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