ご挨拶新古賀クリニック診療科新古賀病院診療科古賀病院21診療科新古賀リハビリテーション病院みらいみらい介護医療院辺春診療所野伏間事業部矢取事業部教育研修部 2024年度は三年に一度行われる、介護報酬改定の年となりました。本来老健施設は要介護者に対しリハビリテーション機能を提供し、在宅支援、在宅復帰のための地域拠点としての役割が求められています。これに加え今回の改定では「地域包括ケアシステムの深化・推進」「自立支援・重症化防止に向けた対応」「良質な介護サービスの効率的な提供に向けた働きやすい職場作り」「制度の安定性・持続可能性の確保」を基本的な視点として求められています。当老健施設では利用者に対し次の対策を実施しました。 1.協力医療機関との連携強化 強力な前方支援病院である、新古賀病院・古賀病院21と定期的な連携会議を開催し患者・空床 情報を共有しスムーズな入所に繋げ、また利用者の状態が悪化したときには、迅速な入院治療が 可能となっています。 2.リハビリテーション・口腔・栄養一体的取り組みの推進 歯科衛生士による口腔ケア実施によって、誤嚥性肺炎の発症率が低下することが証明されてい ます。また、栄養士の介入により血中アルブミン値が上昇しADLの低下が抑制されるとの指摘が あります。これにリハビリテーション課を加え三職種の情報を共有しリハビリテーションマネジメ ント計画書を作成し、より強力に在宅復帰を支援します。 3.所定疾患への対応強化 従来から、誤嚥性肺炎、尿路感染症、蜂窩織炎、帯状疱疹は老健での治療が認められていました。 今回の改定でこれに慢性心不全の急性増悪が追加されました。当施設では、協力医療機関との 連携の元、これらの疾患の治療を積極的に行い、利用者・ご家族・医療機関の負担軽減を図って いきます。 以上、今回の介護報酬改定への対応で、利用者に関連する部分について解説しました。 介護老人保健施設こが21では、これらの対応を通して、地域にとって必要とされる、超強化型介護施設を目指します。介護老人保健施設 こが21 施設長 貞 松 篤— 14 —介護老人保健施設こが 21施設長挨拶
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