ご挨拶新古賀クリニック診療科新古賀病院診療科古賀病院21診療科新古賀リハビリテーション病院みらいみらい介護医療院矢取事業部辺春診療所教育研修部野伏間事業部PCI/緊急PCIAblationEVTPMI 内科認定医12名(内 総合内科専門医4名)・循環器専門医11名・CVIT専門医8名・SHD心エコー認定医1名・超音波認定医1名・不整脈専門医1名に加え、2024年4月からは芹川宇宙医師を含めた後期内科研修医が3名となり、循環器内科のみで合計15名の大所帯となっています。 当院でできない循環器診療がないよう積極的に最新医療の導入を心がけており、『大病院に負けない、適切な診断と最新の治療』をモットーにした日常診療を心がけています。 また昨年より入院患者さんの診療にはチーム制を導入しています。折田部長・梅地部長・福岡部長・原口副部長をチームリーダーとしてチーム構成を行い、外来や当直明け等で主治医不在の場合などにも診療の遅れが生じないようにしています。また若いDrへの教育という観点からも少しずつ効果が出てきているのではないかと実感しています。<外来診療> 例年通り、(月)~(金)は午前・午後に4診・(土)は午前1診で診療をしています。 冠動脈疾患・心不全など循環器疾患患者さんは迅速かつ適切な診断が必要となる場面が多いため、検査を後回しにすることなく、受診いただいた日に心臓CTまで含めた検査を完結させ、その後の診療をスムースに進められるようこころがけています。これは外来看護師や生理機能検査技師・放射線技師など各部署の協力があってこそであり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。 ご紹介いただいた患者さんは原則お断りすることなく診察させていただきますので、“心機能だけチェックして”や、“全身の動脈硬化を評価して”など、どんなご依頼でもいいですので、いつでもお気軽にご相談下さい。また初期診療が終わった後は原則かかりつけの先生方に継続加療をお願いする方針としておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。<入院診療> 2024年度の診療実績は別紙のようになりました。 冠動脈疾患・心臓以外の全身血管(下肢動脈)・不整脈・心不全・構造的心疾患(Structure heart disease)が主たる治療対象となっています。 先に述べたようにそれぞれの分野で最新の医療を提供できるようアップデートを心がけており、具体的には冠動脈は石灰化病変へのShock wave、急性下肢動脈閉塞症への血栓吸入(Indigo system)、心房細動へのパルスフィールドアブレーション、ペースメーカの左脚エリアペーシングなど今年も多くの新技術の導入を行なうことで診療レベルの向上に努めています。 現在私たちが一番頭を悩ませているのは、高齢の特に施設からの心不全増悪の患者さんが急増している点です。実際、2014年に233名であった心不全入院患者さんが、2024年は320名にまで増加しています。心不全だけなく、誤嚥性肺炎を含めた超高齢者医療をどのように展開していくのか、初期治療を急性期病院で行った後にゴールをどこに設定するのか。。。自宅や施設にすぐに帰ることができない患者さんを地域で見守ることができるようなシステム作りが急務であろうと実感する毎日です。— 27 —循環器内科 主任部長 古賀 久士心臓血管・リズムセンター
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