ご挨拶新古賀クリニック診療科新古賀病院診療科古賀病院21診療科新古賀リハビリテーション病院みらいみらい介護医療院矢取事業部辺春診療所教育研修部野伏間事業部<診療体制> 2024年度はスタッフ5人(大久保秀祐、小柳侑也、亀田勝治、石堂克哉、一ツ松勤)で診療を行いました。2022年8月よりスタッフが1人増員となり、脳外科専門医4人(非専門医1人)での診療が3年目となりました。2023年4月よりスタッフの時間外労働の軽減を目的として、週1回夜間のオンコールを当施設の勤務歴のある九州大学大学院生3人(秋山智明、辛島聡、春山裕典)が担当しています。佐々木富男先生(九州大学名誉教授)は外来診療を行いながら紹介症例の手術を行っています。<外来診療> 専門医スタッフ5人(佐々木富男先生を含めて)で行っています。円滑な外来診療のため、メディカルクラークに協力していただき、枠外予約の調整や逆紹介・かかりつけ医との連携などの取り組みを継続して行っています。救急外来では24時間対応で脳卒中を中心に頭部外傷の診療も行っています。<入院診療> 院内病床調整の努力のおかげで救急搬送の受け入れがかなりスムースになってきています。その結果、スタッフ増員とも相俟って緊急全身麻酔手術や血栓回収療法(血管内治療)の症例数が増加し、直達外科手術と血管内治療はともに2年連続で増加しています(2022年217例;直達手術158例・血管内治療49例、2023年233例;直達手術165例・血管内治療68例、2024年249例;直達手術166例・血管内治療83例)。また、脳卒中の入院加療総数は年々増加しており、2024年は426例(クモ膜下出血20人、脳内出血80人、脳梗塞326人)で(2023年387例)、重症例も増加しています。高齢者の入院数が年々増加傾向にあり、専門的治療に加え全身管理(転倒転落対策、栄養療法、口腔ケア、急性期リハビリなど)にも関連各部門と連携協力しながら取り組んでいます。<学術交流>論文発表、学会発表などは積極的に行なっています。救急隊との勉強会(交流会)は例年通り開催できており、今後も継続していきます。— 29 —脳卒中脳神経センター長 脳神経外科 主任部長 一ツ松 勤野伏間クリニック脳卒中脳神経センター
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