社会医療法人天神会 2024年度 年報
40/242

ご挨拶新古賀クリニック診療科新古賀病院診療科古賀病院21診療科新古賀リハビリテーション病院みらいみらい介護医療院矢取事業部辺春診療所教育研修部野伏間事業部 2024年度の手術件数は793例で、前年(702例)を大きく上回<診療体制> 2024年度は前年に引き続き九州大学臨床・腫瘍外科(第一外科)の協力があり安定した診療体制のもと、悪性疾患に対して集学的治療を推進し、腫瘍総合外科医の育成にも注力しました。臓器別診療体制も継続しており、上部消化管:新上医師、下部消化管:池添・山方医師、肝胆膵:馬場・柿本医師を中心に診療を行っております。 また、2024年10月から2025年3月にかけて、聖マリア病院より山城尚大医師が外科専攻医プログラムの一環として当院で研修を行いました。<トピック>・2024 年 9 月より、胃切除術にもダビンチ手術を導入し、同年内に 13 例施行しました。・ダビンチ手術の累積件数(大腸)は、2024 年度末時点で121 例(直腸 97 例、結腸 25 例)となりました。<2024年度 診療スタッフ>高尾 貴史:顧問、肝胆膵、古賀病院 21 での診療も継続馬場 活嘉:主任部長、肝胆膵池添 清彦:部長、下部消化管、ダビンチ手術山方 伸茂:副部長、下部消化管、ダビンチ手術宇治 祥隆:副部長 兼 救急部部長、救急疾患やヘルニア手術新上 浩司:副部長、上部消化管、ダビンチ手術柿本 忠俊:肝胆膵外科を中心に診療吉成 美喜:甲状腺疾患中村 祥一:消化器全般(良性・悪性・救急)篠原 英人:専攻医<外来診療> 月~金曜は2診体制、土曜は午前のみ常勤医が診察を行っています。土曜午後、夜間、祝祭日はオンコール体制にて、常時緊急対応が可能な体制を継続しております。 外来での化学療法件数は1,325件(前年:1,148件)と大幅に増加し、全体の外来化学療法室での割合も引き続き高い水準を維持しています。消化器内科と連携し、症例検討や治療戦略の共有を行いながら、安全かつ効率的な治療提供を目指しました。<入院診療> 2024年度は「働き方改革」推進元年として、チームでの情報共有と分担体制の確立を強化しました。毎朝のカンファレンスを通じて、主治医に関係なく全患者に対応できる体制を構築し、より柔軟かつ安全な入院診療体制を確立しました。 さらに、タスクシフトを推進し、創部の観察や処置(ガーゼ・ドレッシングの交換等)を看護師が担う体制を整え、業務拡大を図りました。<診療実績>・手術件数(資料 1、2)り、過去最多となりました。 この背景には、古賀病院21や他院からの紹介患者数の増加に加え、消化器内科の診療拡大により当科への患者紹介数が増えたことも挙げられ、 地域との連携体制の深化が症例数の拡大に寄与しているものと考えます。・ダビンチ手術件数 2024年度末時点での累積件数は以下の通りです。 - 大腸に対して121例(直腸97例、結腸25例) - 新たに胃切除で13例を実施・化学療法件数(資料 3) 当科での外来化学療法件数は1,381件(前年:1,148件) 全体での外来化学療法件数は2,937件(前年:2,767件)であり、消化器外科は約45%を占めました。— 33 —消化器外科 主任部長 馬場 活嘉<資料 1 > 2024 年度 手術症例<資料 2 > 手術症例数 年度別推移<資料 3 > 外来化学療法年度別推移消 化 器 外 科野伏間クリニック

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る