ご挨拶新古賀クリニック診療科新古賀病院診療科古賀病院21診療科新古賀リハビリテーション病院みらいみらい介護医療院矢取事業部辺春診療所教育研修部野伏間事業部<外来診療> 腎臓内科外来を火曜日(小林)、水曜日(松下彩絵医師・非常勤)で慢性腎臓病保存期の診療を新古賀病院本館1階で継続しています。 慢性腎臓病以外の腎生検を含めた腎炎精査を要する症例については、古賀病病院21腎臓内科に依頼しています。<入院診療・透析療法> 外来維持透析は術後の低心機能による血圧が常時低値で推移する慢性心不全の患者をはじめ新規で4名を受け入れ、計9名の外来維持透析患者が通院しています。 新規維持血液透析導入患者数は15名・平均年齢75.4歳でした。そのほか1名が腎移植を希望され聖マリア病院へ紹介し、1名が腹膜透析を希望され久留米大学病院へ紹介となりました。入院患者の透析件数は年々増える一方で、2440件と過去最高の件数となり、当院がより多くの維持患者の入院を受け入れていることに加えて緊急透析症例が増えています。循環器内科より依頼を受けたレオカーナはのべ47件を実施しました。ギランバレー症候群と甲状腺クリーゼに対する血漿交換を計6件実施しています。透析件数をはじめ血液浄化の内訳の詳細については臨床工学課の報告に記載されています。 また、院内で発生した急性腎障害のうち腎炎を疑って腎生検と加療を古賀病院21腎臓内科へ1例、佐賀大学医学部附属病院腎臓内科へ1例を依頼しました。<終わりに> シャントP TA 、内シャント造 設 術 、通 常のH Dに加えてCHDFなどの急性血液浄化、各種アフェレシス等では循環器内科・心臓血管外科・救急科・古賀病院21腎臓内科・臨床工学課・看護部の皆様に力強く支えて頂いております。コンパクトな透析室ではありますが、ICU・HCUを含めて重症患者の緊急透析(時間外も含めて)を要した症例は非常に多く、特に昼夜問わず柔軟に対応される臨床工学課のスタッフの尽力なしには成り立たないものです。 入院中の病態や治療による消耗や臥床による筋量の低下、創傷治癒機転への体液コントロールの寄与は大きく、主科の治療を静かに確実にサポートしつつ速やかに治癒と退院が叶うよう日々スタッフとともに努力しております。— 35 —腎臓内科 部長 小林 愛腎 臓 内 科
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