社会医療法人天神会 2024年度 年報
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ご挨拶新古賀クリニック診療科新古賀病院診療科古賀病院21診療科新古賀リハビリテーション病院みらいみらい介護医療院矢取事業部辺春診療所教育研修部野伏間事業部<所在> 新古賀病院東館中央検査室内<スタッフ構成> 常勤病理医1名、非常勤病理医5名、細胞検査士7名、臨床検査士1名<業務> 天神会全ての医療機関から提出される検体の診断を行っています。<診断精度向上に関して> 組織診では常勤医師と応援医師との、細胞診では検査技師と医師との選択的二重チェック体制を用いています。また、専門家の意見を要する希少がんなどについては久留米大学や福岡大学や産業医科大学や国立がんセンターの病理コンサルテーションシステムに積極的に提出するようにしています。<安全管理> 病理結果の確認漏れや患者様への説明漏れを未然に防ぐため、診断報告書上欄に「確認済み」「説明済み」ボタンを設置しています。未チェック症例については翌月にリストアップしたものを院内掲示板でお知らせすることで最終的に90-100%の確認率(悪性疾患については確認漏れ無し)となっています。<臨床科医師との連携> 消化器カンファランス 呼吸器カンファランス CPCなど<診断実績> 以下、表をご参照ください。<雑感> 肺癌や消化器癌など遺伝子検査の需要が高くなり、それに伴い臓器の適切なホルマリン固定や検体管理が求められるようになりました。全国415施設が参加する日本病理精度保証機構の外部精度評価において、当院の検体から採取されるDNAやRNA量は必要十分であるとの評価を頂きました。すべて技師さん方の奮闘で成り立っている状況で、頭が下がる思いです。一員として患者様にとってよりよい医療を提供出来るように精進致します。— 43 —病理診断科 部長 西田 直代病 理 診 断 科

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