社会医療法人天神会 2024年度 年報
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ご挨拶新古賀クリニック診療科新古賀病院診療科古賀病院21診療科新古賀リハビリテーション病院みらいみらい介護医療院矢取事業部辺春診療所教育研修部野伏間事業部【クリニック・ケアアベニュー・通所リハビリテーション】<矢取事業部> 矢取事業部は、矢取クリニック・通所リハビリテーション・こがケアアベニュー矢取で事業を行っています。 一人一人の患者・利用者が健全な一生を住み慣れた地域、そして住み慣れた自宅で過ごせることを目的とし、かかりつけ医・施設としての役割を果たしていけるように、地域密着の医療・介護の提供を行っています。〈矢取クリニック診療体制〉 外来診療と訪問診療を行っています。外来担当医師は、2名体制で、高齢者の疼痛管理、身体的機能回復、内科疾患の定期的管理、外科的軽症な処置などを行っています。予防接種事業(コロナワクチン、肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン)も行っています。 訪問診療は、住宅型有料老人ホームやご自宅への訪問診療を行いました。〈2024年度診療実績〉外来診療年間延べ8,368件、訪問診療年間延べ61件〈2024年度健診・検診実績〉後期高齢者健診64件、特定健診39件大腸がん検診78件、肺がん検診88件、前立腺がん検診39件〈矢取クリニック通所リハビリテーション〉 自立支援・重度化予防に特化したサービスの提供として、利用者自らが主体的に活動を選択し、実施可能な仕掛け作りを目標に支援を行っています。 現在、約130名超の方が利用しており、自主的にトレーニングや園芸、創作活動などを実施しています。午前、午後で各60回の起立運動を特徴とした集団トレーニングも導入しています。質の高い運動や自主的な活動による主体性の向上、新たな社会的役割の獲得など、一人ひとりが自由に活動を選択し、日々のリハビリテーションに取り組まれています。 今後は、更なるリハビリテーションの質の向上を図り、転倒予防や重症化予防など予防にも特化した介入にも着目した支援を行っていく方針です。〈こがケアアベニュー矢取〉 こがケアアベニュー矢取は、全30室で、2025年3月末時点で28室29名の方がご入居されています。自立から要介護2の入居者で、日常生活がそのまま健康に繋がる自立支援型の住まいとしてサービスの提供を行っています。 のどかな雰囲気の地域のもとで、入居者が安心して日常生活を楽しむことができるよう、同敷地内に通所リハビリを併設した矢取クリニックと連携しています。 今年度は、生活の質向上に着目し、イベントを積極的に行ったことや地域のサロンや子供会との行事についても実行することができました。今後も地域との関わりを増やし、入居者の生活の質向上に向けて支援を行ってまいります。— 89 —院長 佐々木 孝之事務長 佐々木 智幸矢取事業部

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