広報誌こがねっと。26号
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進化する不整脈治療カテーテルアブレーションカテーテルアブレーションとは、直径2ミリ程度のカテーテルを足のつけ根の血管から挿入し、不整脈を起こす心臓内の原因を取り除いて根治を目指す治療法です。外科手術と比べると体の負担が少なく、治療は1〜2時間ほどで終了します。入院期間も3〜5日と短く、早期社会復帰も可能。その技術革新は目覚ましく、原因となっている組織を焼灼する、凍結するなどいくつかの種類(詳細1)があります。004    患者さんから「心臓だし、なんとなく怖くて」「病院に行くほどではないと思った」というお声をよく耳にします。だからこそ、私たちは患者さんに安心していただけるよう、しっかりお話を聞くことを大切にしています。問診では、「いつから起こっているか」「発作の頻度」「継続する長さ」「どんな時に起こるか」という情報が重要になりますので、事前にメモしておいていただくと診察がスムーズです。不整脈は気づきにくい病気ですので、健診を定期的に受けていただけたら、と思います。不整脈専門外来を受診するまでに悩まれる方も多くいらっしゃいます。受診したら必ずしも大変な手術を行うわけではありませんので、まずは気軽に受診して私たち専門家へご相談ください。2021 202220232024(年度)● デバイス植込み術12010080604020102020300250200150100501020202021 20222023(件)(件)2024(年度)電気生理学的検査心室頻拍心室性期外収縮WPW症候群上室性期外収縮心房頻拍発作性上室性頻拍心房粗動心房細動植込み型心電計皮下植込み型除細動器両心室ペーシング機能付き除細動器両心室ペーシング機能付きペースメーカー植込み型除細動器左脚ブロック部位ペーシングペースメーカー心不全の方が増えていることもあり、治療件数が増えています。デバイス治療は不整脈に対して大きな治療効果をもたらしますが、合併症のリスクも伴います。オーダーメイドの治療を心がける新古賀病院では、感染をはじめとする術後合併症の対策として、デバイス本体、そしてリード抜去にも対応しています。筑後エリアでリード抜去を行っているのは新古賀病院のみとなっており、開胸することなく低侵襲にリードを抜去できるレーザーリード抜去システム、メカニカルシースの両方を行っています。他の病院でデバイス治療を行った方の抜去も行っておりますので、皮膚が破れる、赤みが出るなど感染に気づいたら気兼ねなくご相談ください。2024年度は、左脚ブロック部位ペーシング(   )を50件実施しました。ペ ースメーカーや I C Dを使 用 中 の 方 へ新古賀病院でリード抜去ができますRFアブレーション最もスタンダードで実 績のある方法です。高周波の熱でカテーテル先 端を約 6 0℃まで上 昇させて組織を焼 灼します。メリットは、複 数の 不 整 脈を持っている方をはじめ、どんな不 整 脈の方も治 療できること。デメリットは手 技に熟 練を要するため、施 設 間で成 功 率 に大きな差があることです。クライオアブレーション棒 状 あるい は バ ル ーン 状 の カテーテルを使い、液化窒素ガスでマイナス30〜60℃ に冷凍させることで組 織を破 壊します。メリットは 重 篤 な 合 併 症 の 発 生 が 少 なく、胸痛などの症状疾患が軽減されること。デメリットは、対 象 疾 患が 心 房 細 動 、房 室 結 節リエントリー頻拍に限られることです。パルスフィールドアブレーション(PFA)最新のカテーテルアブレーション治療のひとつ。新古賀病院では2024年12月から開始しました。特 徴は、手 術時間が約20分ととても短いこと。原 因となる心 臓の筋 肉に電 気パルスを当てますが 、熱を使わないため食道や気管、血管、神経など周辺組織への 影 響がないことが 最 大 のメリットです 。ヨーロッパではすでに主 流の治 療となっており、今後の普及が期待されています。詳細1新古賀病院で実施しているカテーテルアブレーション治療● カテーテルアブレーション350こがねっと。VOL.26

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