当センターの「トモセラピー」による「がん」の強度変調放射線治療(IMRT)は、開設以来5年間で、前立腺がんの690人を中心に計930人にも達しています。これは年間平均186人にあたり、全国でもトップクラスの実績です。
また、当センターではトモセラピーだけでなく、乳がんの効果的な乳房温存治療などが可能な従来のリニアックを更新した最新式の「オンコア」や、子宮頸がん・食道がんなどのがん病巣の中に粒状の小さな線源を挿入して内部からの放射線照射で治療する「マイクロセレクトロン」も備えており、これらの機器も含む放射線治療はこの5年間で2416人、年間平均483人に達しています。
開設当時は遠方からの患者さんが多かったものの、最近では近隣からの患者が多く、地域に根付いた傾向が強く、治療部位も以前は前立腺がんを中心に肺がん、肝臓がんなどの治療でしたが、最近では食道がんや膵臓がんなどの治療も増えています。