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前立線がん治療

当センターのトモセラピーでの治療では、治療経験が豊富で治療効果の高い「前立腺がん」の治療を優先しています。
前立腺がんは男性特有のがんで、生活習慣の欧米化などで最近日本でも急速に増加しています。予測では10年後には肺がんに次いで2番目に多く発症すると言われており、特にPSA検診の普及で早期発見が増えています。
治療法は早期では手術か放射線治療で、高精度の放射線治療は手術成績と同等です。

適応
1.初発症例で転移病巣のない症例
進行度や細胞の悪性度によりホルモン療法を併用することがあります。一般的に放射線治療終了後も6ヵ月から2年程度併用することとなります。
2.初発症例で前立腺近傍にのみリンパ節転移がある症例
リニアックにより広範囲に照射後、トモセラピーにより病巣へ縮小して治療します(SIB法)。
3.ホルモン療法先行例
ホルモン療法は効果的な治療法ですが、治癒をめざす治療ではありませんのでいずれ効果がなくなります。ホルモン療法でPSAが低値で安定していても放射線治療を併用することで根治が期待でき、いずれホルモン療法を終了できます。PSAが上昇した場合は再発と診断されますが、その際に再検査で転移がなければ放射線治療で根治の可能性があります。
4.手術後再発ないし取り残しのある症例
前立腺のあった部位に限局して35回治療します。
前立腺がん治療実績(2008/9/24~2012/8/31:3年11ヶ月)

総実績 524

1.初発(386)
内分泌療法併用:178   放射線治療単独:208
2.内分泌療法先行:74
非再発:32   PSA再発:42
3.術後再発(39)
4.温熱療法(HIFU)後再発(4)
5.リニアック併用(21)
術後再発5  内分泌療法:16
副作用
治療中盤から後半になると半数以上の場合で尿の回数が増え、排尿がしづらくなります。また半数以下ですが、排便時の痛みや違和感がでてきますが、いずれも治療を中断するほどではありません。当院では過去1例も副作用で治療を中止したことはありません。 治療終了後1ヵ月ほどは症状が続きますが、2~3ヵ月で消失します。膀胱と直腸以外の症状はまずありません。