CT装置

CT装置とは

X線を用いて身体の断面画像を撮影する装置です

CT(Computed Tomography)とは、身体の周囲を回転しながら放射されたX線を反対側の検出器で捕らえ、水平方向に輪切りにした身体の断面画像をコンピュータ上で構成する装置です。

従来のCTでは検出器が1列でしたが、検出器の列を増やすことで、同じ範囲をより短時間で、より細かく撮影することができます。

当院では、検出器が80列のCTと320列のCT、2台を併用した検査体制を取っています。

逐次近似再構成システムを搭載した320列CT

320列CT装置 320列CT装置

今回新たに導入した320列CTは、撮影した画像を補正してクリアにする逐次近似再構成システムを搭載しています。X線量は通常の検査では30%~50%、心臓(冠動脈)検査では最大80%低減され、撮影時間も短くなりました。

 また、320列の検出器を搭載しているため、1度に撮影できる範囲が拡大し、15~20分で撮影が可能になりました。

 このように、新しい装置を導入することで患者さんへの負担の軽減を実現しています。

左内頚動脈高度狭窄症例

左内頚動脈高度狭窄症例

骨盤骨折症例

骨盤骨折症例

下肢動脈画像

下肢動脈画像

CTによる大腸検査

これまで、大腸を検査する場合は大腸カメラやバリウムを使用した注腸透視検査を行っていましたが、CT装置の検出器の多列化と画像解析ソフトの充実で、腹部のCT画像から大腸部分だけを描出したり、その画像を立体化するなどによって、CT撮影での簡単な大腸検査が可能になりました。

大腸がん症例

冠動脈画像

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新古賀病院
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