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検査項目の説明

血液検査

貧血検査

検査名 内容
赤血球、血色素、
ヘマトクリット、血清鉄
貧血の有無や種類を調べる検査です。
白血球 白血球は病原微生物に対して体を防衛する細胞です。測定することで細菌やウイルスの感染を知ることができます。
血小板数 血小板は出血を止める重要な働きを持っており、この値が極端に減少すると出血を起こしやすくなります。

糖代謝検査

検査名 内容
空腹時血糖 血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度です。検査前夜から10時間以上絶食した状態で測定した値が空腹時血糖値です。
ヘモグロビンA1c 過去1~2ヶ月の血糖の状態がわかり、糖尿病コントロールの指標となります。

脂質検査

検査名 内容
中性脂肪 食物として摂取される脂肪の大部分は中性脂肪でエネルギー源となりますが、動脈硬化の危険因子でもあります。
HDLコレステロール 善玉コレステロールと呼ばれており、血管壁にへばりついてLDLコレステロールを取り除き、動脈硬化を防ぐと言われています。
LDLコレステロール 悪玉コレステロールと呼ばれており、肝血管内壁にへばりつき、動脈硬化を促進します。

肝機能検査

検査名 内容
総蛋白、A/G、ALB 血清中の蛋白は、大きくアルブミン(ALB)とグロブリン(G)に分けられ、2つの蛋白の比(A/G比)などを見ることで全身の健康状態や病気の有無を知ることができます。
ALP 主に肝臓、胆道、骨などの状態を反映します。
γ-GTP 肝臓、膵臓、血清、腎臓などに存在する酵素です。
アルコールや脂肪肝、薬物による肝障害に特に関係があります。胆汁うっ帯がある場合にも上昇します。
AST(GOT)
ALT(GPT)
肝臓に含まれる酵素で、肝細胞の障害(破壊)で血中に増加します。
ASTは慢性肝炎以外にも、心筋の病気、骨格の病気で上昇を示します。
ALTは主に肝臓の疾患(慢性肝炎・肥満・脂肪肝など)で増加します。

肝炎検査

検査名 内容
HBs抗原 B型肝炎のウイルスの有無を調べる検査です。
HCV抗体 C型肝炎のウイルスの有無を調べる検査です。

血清学的検査

検査名 内容
CRP 体内の炎症の有無や程度を調べる検査です。
RF 慢性関節リウマチの方が高値を示しますが、他の疾患や高齢でも高値がでます。
自覚症状、診察所見を総合して関節リウマチの診断を行います。
BNP 心機能の評価をする検査です。
BNPは心臓から分泌されるホルモンで、心機能の低下によりBNP値が上昇します。

腎機能検査

血液検査

検査名 内容
尿素窒素、クレアチニン、
eGFR
腎臓から排せつされる老廃物です。体内に残ったこれらの老廃物の量から、腎臓の状態を見ることができます。

尿検査

検査名 内容
尿中の糖の有無を調べる検査です。通常ブドウ糖は尿中には出てきませんが、糖尿病などで腎臓の処理能力の限界を超えると尿中に排出されます。
蛋白 尿中の蛋白の有無を調べる検査です。主に腎臓や膀胱などの障害によって排出されますが、健康な方でも排出される場合があります。
潜血 尿中の血液の有無を調べる検査です。尿路系での出血や結石などで検出されることがあります。
ウロビリノーゲン ウロビリノーゲンは腸内に排出されたビリルビンの一部が腸内細菌によって代謝され作られるものです。肝臓・胆道のスクリーニング、診断、経過観察に使われます。
比重 尿中に溶けているものの濃度を調べる検査で、腎機能異常の発見の手がかりとなります。
沈渣 尿を遠心力沈殿して沈殿物を顕微鏡で調べる検査です。赤血球や白血球、円柱細胞、上皮細胞、腫瘍細胞、細菌などの有無や数を調べます。

腫瘍マーカー検査

腫瘍マーカーは腫瘍細胞から多量に産生される特殊な物質ですが、正常な細胞にも少量存在しています。数値が高い場合には、精密検査や定期的な経過観察が必要です。
検査名 内容
CEA 主に消化器系の腫瘍の指標です。
健康な方でもヘビースモーカーや高齢者で増加傾向が見られます。
AFP 主に肝臓の病変が疑われる時に上昇します。
CA19-9 膵臓に存在する酵素の一種で、通常はすい炎で上昇しますが、膵臓がんの場合も高値を示すことがあります。
PSA PSA(前立腺特異抗原)は高値の場合、前立腺がんの可能性が高くなりますが、前立腺肥大でも高くなる傾向にあります。
CA125 卵巣がん、子宮がんで上昇します。子宮内膜症でも上昇します。婦人科系疾患以外では、膵臓がん、大腸がん、肺がんなどでも上昇します。

眼科検査

検査名 内容
眼底カメラ撮影 瞳孔から眼球の奥を覗き、網膜を観察する検査です。
眼底の血管は、体の外から唯一見ることのできる血管で、網膜の病気の他、高血圧・動脈硬化・糖尿病の合併症の有無や血管の状態など多くの情報を得ることができます。
眼圧 緑内障の有無を調べる検査です。眼圧が上がると視神経が圧迫され、視野や視神経乳頭に対する障害が起きます。
視野検査 正常眼圧緑内障等の視野異常を見つける検査です。

超音波検査

人間の耳には聞こえない周波数の高い音の振動波を腹部の各臓器に当てて、各臓器の形態やがんなどの病変の有無を調べる検査です。
検査名 内容
腹部超音波検査 当センターの腹部超音波検査では、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓を検査します。

肺検査

検査名 内容
ヘリカル肺CT検査 身体をらせん状にスキャンして得た情報から、輪切りの断層写真の撮影を行う検査です。従来の胸部X線検査では把握しづらかった心臓や骨に隠れた病変や、1cm以下の小さな病変も発見できるようになりました。
肺機能検査 肺活量等を調べ、間質性肺炎や肺線維症、肺気腫、慢性気管支炎等の有無を調べます。

脳卒中検査

検査名 内容
頭部MRI・MRA検査 MRI検査は磁気を利用して画像を描出する検査のため、放射線による人体への影響や、痛みを伴わない検査です。脳の構造を鮮明に映し出すことができ、脳梗塞や脳腫瘍の診断に有効です。
MRA検査はMRI装置を使って血管だけを映し出す検査で、造影剤を使わずに血管の形や位置が分かり、脳の血管の狭窄や脳動脈瘤の発見に有用です。

消化器検査

検査名 内容
食道・胃・十二指腸透視 バリウム(造影剤)を飲んで胃粘膜にバリウムを付着させるための体位変換を行い、角度を変えながらX線撮影し、胃粘膜の凹凸変化を写し出す検査です。主に胃がん、胃潰瘍、ポリープ、粘膜の炎症、胃下垂などが判ります、
しかし潰瘍の状態やがんの有無などがはっきりしない場合には、内視鏡検査が必要となります。
胃内視鏡検査
(経鼻or経口)
食道・胃・十二指腸の観察を行います。内部の色調や微妙な変化がわかり、胃がんや食道がん、胃潰瘍、胃炎、ポリープなどが発見されます。
検査で異常がある場合は、組織をつまみ取って、それが悪性かどうかの組織診断をすることができます。
潜血2日法(定量) 人間の血液にのみ反応する検査で、特に大腸からの出血の有無を調べます。肉眼では観察できないような微量の血液にも反応します。

乳がん検査

検査名 内容
マンモグラフィ検査 乳房を2枚の圧迫板ではさんでX線撮影を行う検査です。しこりとして触ることができない微細な石灰化(非触知乳がん)などがわかる、50歳代以降の方の乳がんを発見しやすいなどの特長があります。
乳腺の発達している40歳代までの方は2方向から、50歳代以降の方のがんはは1方向から撮影を行います。
乳腺超音波検査 人間の耳には聞こえない周波数の高い音の振動波を乳房に当てて、がんなどの病変の有無を調べる検査です。
乳腺超音波検査では、若い方から高齢の方まで幅広く、小さいがんも見つけることができます。

子宮・卵巣検査

検査名 内容
子宮細胞診(頸部) 子宮の入口や頸管の細胞を採り、顕微鏡で見る検査で、子宮頸がんの診断に有効です。
経腟超音波検査 親指大の器具(超音波探触子)を用いて、子宮内部から子宮や卵巣を観察する検査です。検査時間は数分以内で終了し、痛みはありません。
子宮や卵巣に近い位置から観察するため、内診やお腹の上からのエコー(腹部超音波検査)では分からない子宮内膜の状態(子宮内膜増殖症・ 子宮内膜ポリープ・子宮体癌など)や卵巣腫瘍を早期発見することができます。

ABC検診

2種類の血液検査によって〈胃の健康度〉を調べる検査です。
2種類の検査とは、胃粘膜の萎縮の具合を調べる『ペプシノゲン検査』と、
胃がピロリ菌に感染していないかを調べる『ヘリコバクター・ピロリ抗体検査』です。

これらの検査結果から『A群、B群、C群、E群』に分類します。


※ABC検診は、胃がんを確定する検査ではありません。
胃粘膜の状態を血液検査で簡便に評価し、胃癌を含む胃疾患のリスクを推測します。

胃癌の診断には内視鏡検査、X線検査などの画像診断が必要です。