みらい介護医療院 院長あいさつ

2020年10月に60床の介護療養病床を『みらい介護医療院』へと転換いたしました。介護医療院は、医療や介護だけでなく、生活の場を提供する施設です。入所者が安心して暮らせる「住まい」となるよう、プライバシーの確保などに務めています。

喀痰(かくたん)吸引・経管栄養などの医療ケアが必要な利用者を受け入れるほか、人生の最終段階におけるケア(看取り)も行われます。投薬や処置、検査なども必要に応じて提供されます。こういった手厚い医療ケアが、「病院に入院するほどではないが、老人ホームでは不安」という利用者や家族の安心感につながるよう介護医療院は設立されたのです。介護医療院では、ほかの介護施設と同様に、入浴の介助、排泄の介助、食事の介助などのほか、洗濯や掃除といった日常生活上の世話も行われます。さらに健康管理や、機能訓練としてのリハビリテーションも行われます。

ご高齢の方、障害を持たれた方にとって、在宅復帰へ向けて元気な生活をとりもどしていただくことは大変重要です。さらに在宅復帰が困難となったとしても、人生の最終段階を尊厳を持って生活していただくことも同じくらい重要です。それぞれの方の身体状況、認知症や精神面の状況に併せて最適な医療・介護サービスの提供を全職員が真心をもって追求していきます。それが『みらい介護医療院』の精神です。

理事長あいさつ 社会医療法人天神会 副理事長
みらい介護医療院 院長
平松 義博