
現在、糖尿病、慢性腎不全などを背景として足への血流が悪くなり、小さなキズから足趾の壊死が進行しやむなく切断、歩行できなくなる「足病変」の患者様が爆発的に増加しています。高齢化で寿命が永くなったとはいえ、早く「歩行寿命」を迎えてしまう方が多いのです。
当センターでは、内科・外科医師・看護師によるフットケアをはじめ、理学療法士による歩行チェック・装具士による足保護装具作成など、総合的な足の治療体制をとり、患者さまの「かけがえのないあゆみを守る」理念のもとに、チーム医療で治療をおこなっています。
タコやウオノメ、巻き爪といった日常的な足のトラブルや傷の治療をはじめ、糖尿病による足トラブルの早期発見や予防法、ケアの方法など患者さまの歩みを支えるケアと治療を行います。
陥入爪(巻き爪がひどく肉に食い込み傷となる状態)
趾先(第2趾)の糖尿病性虚血性潰瘍
歩くためには可能な限り足を残す必要があります。
潰瘍・壊疽ができてしまった患者さんの足を切断から守るために、カテーテル治療やバイパス手術を行います。
感染・壊疽となった傷を閉鎖し感染を収めるためデブリードマン(痛んだ組織の掃除の手術)や陰圧閉鎖療法・植皮術など形成外科の技術を駆使し、可能な限り健常組織の温存を目指しています。
やむを得ず切断を行う際も、治癒できる中で、より歩行機能に有利な切断をと心掛けています。