平成30年度 古賀病院21 病院指標

過去の病院指標(古賀病院21)

 

 

平成30年度 古賀病院21 病院指標

指標全てに共通する定義

  • [1]当院を平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)に退院された患者さんが対象です。
  • [2]医療保険のみで入院された患者さんが対象となり、自動車賠償責任保険・労災保険・自費等で入院された患者さんは除きます。
  • [3]一般病棟に1度でも入院された患者さんが対象となり、回復期リハビリテーション病棟・緩和ケア病棟のみに入院された患者さんは除きます。
  • [4]入院後24時間以内に死亡された患者さんは除きます。

※各指標による詳細な定義につきましては各指標のページで解説します。

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 53 61 80 210 432 995 1341 858 188

集計の定義

  • 平成30年度に退院された患者様の年齢階級別の退院患者数です。
  • 各年代は入院日時点のものです。
  • 90歳以上についてはまとめています。
  • 患者数が10件未満の場合は「-」としています。

実績について

引き続き包括的がん診療体制の質の向上を目指し、PETセンターでの癌の早期発見をはじめとして、ダヴィンチ手術など高度な手術療法とともに放射線療法、化学療法など最適な診療が行われる体制の整備に努めています。高齢化の進展で70歳以上の患者さんの入院が引き続き50%を超え、90歳以上の患者さんの増加も目立つようになってきました。整形外科診療では高齢者の骨折入院も多くなっていますが、手術療法とともに元気な社会復帰を目指し急性期・回復期のリハビリテーションを積極的に行っています。高齢心不全、腎不全患者さんへのリハビリテーションを行っているのも大きな当院の特徴です。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

集計の定義

  • 各診療科別にDPC14桁分類の患者数の多い症例数上位5つについて『DPCコード』『DPC名称』『患者数』『平均在院日数(自院)』『平均在院日数(全国)』『転院率』『平均年齢』をお示ししています。
  • 入院中に転科があった場合には医療資源を最も投入した傷病を担当された診療科で集計しています。
  • 『転院率』は各『DPCコード』の「転院患者数/全退院患者数」です。
  • 『患者数』が10件未満の場合、『平均在院日数(全国)』以外は「-」としています。
  • 『平均在院日数(全国)』以外が全て「-」となっている診療科においては解説は省略しています。

各名称について

  • [1]『DPCコード』⇒診断群分類を表すコードです。病名・治療内容(手術や処置等)の組み合わせにより14桁のコードに振り分けられます。
  • [2]『DPC名称』⇒『DPCコード』に対する名称です。
  • [3]『患者数』⇒各『DPCコード』に該当する患者数です。
  • [4]『平均在院日数(自院)』⇒当院に入院していた日数の平均値です。退院日も入院日数に含みます。
  • [5]『平均在院日数(他院)』⇒厚生労働省より公表されている平成30年度における全国DPC対象病院の平均在院日数の平均値です。
  • [6]『転院率』⇒各『DPCコード』の当院から他院へ転院された患者さんの割合です。
  • [7]『平均年齢』⇒各『DPCコード』に該当する患者さんの年齢の平均値です。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 113 35.89 19.61 23.89% 80.87
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 77 37.82 26.30 54.55% 81.32
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 76 21.83 18.92 9.21% 72.07
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 72 37.88 24.26 2.78% 73.28
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 51 30.61 16.80 5.88% 70.75
  • 傷病別で見てみますと、高齢化に伴う骨粗鬆症の影響で発症する脊椎骨折が最多で、2番目は大腿骨近位部骨折となっております。
    3番目は四肢筋腱損傷 靱帯断裂となりました。
    4番目は、膝人工関節置換術です。これらの在院日数は全国平均より長くなっておりますが、これは当院が回復期病棟を有しているため、しっかりリハビリを行い、自宅へ退院される患者さんが多いためです。また当院で最も手術数が多い関節鏡手術(肩、肘、膝、足関節)の患者さんが、入院患者数の5番目となっております。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 132 5.68 7.04 0.00% 37.58
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 10 7.40 7.89 0.00% 27.80
030340xxxxxxxx 血管運動性鼻炎、アレルギー性鼻炎<鼻アレルギー> - - 6.09 - -
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり - - 7.37 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 5.10 - -
  • 入院例のほとんどが鼻手術症例です。鼻手術をうける年齢は若い方が多く、10代(14歳にピーク)が最も多い結果になっています。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 25 14.60 12.51 4.00% 62.44
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 22 9.27 8.98 0.00% 66.77
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 8.16 - -
080080xxxxxxxx 痒疹、蕁麻疹 - - 6.36 - -
050180xx99xx0x 静脈・リンパ管疾患 手術なし 副傷病なし - - 13.73 - -
  • 帯状疱疹は比較的重症度の高い場合は、帯状疱疹後神経痛の合併を防ぐためにも積極的に入院の上、除痛を行っております。蜂窩織炎などの細菌感染症は患部の安静が必要なこともあります。症状によっては入院の上抗生剤の点滴を行い,糖尿病をはじめとする合併症を持つ患者様も多く見受けられ、他科との連携の上治療を行います。
    ※皮膚の良性新生物皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)について:顔面躯幹皮膚皮下良性腫瘍8例、下肢皮膚皮下良性腫瘍2例、神経系良性腫瘍4例

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 199 2.05 2.53 0.00% 69.15
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 109 5.46 7.20 0.00% 73.18
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 82 7.06 8.65 3.66% 73.93
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 副傷病なし 80 5.23 5.62 3.75% 65.65
110060xx99x20x 腎盂・尿管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 55 3.78 10.99 0.00% 70.49
  • 前立腺生検の症例は短期滞在手術等基本料3を算定しDPC対象外となる為、集計から除いています。
    当科が特に力を入れている膀胱鏡・内視鏡手術症例が上位となっており、早期社会復帰を目指す治療を行っており合併症発生も低く抑えることが出来ている為、短い入院となっています。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 161 2.00 2.04 0.00% 57.78
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 83 11.61 10.00 0.00% 70.77
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 36 28.36 19.06 8.33% 77.94
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 28 19.86 20.92 25.00% 83.89
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 27 18.15 15.17 7.41% 84.63
  • 当院呼吸器内科の入院診療では、肺癌、間質性肺炎など専門性の高い疾患の診断、治療を積極的に行っています。また、近隣のかかりつけ医から肺炎の紹介にも対応しています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 32 22.47 17.66 12.50% 78.03
050130xx97000x 心不全 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 23.94 - -
010060x3990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10以上) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病1あり発症前Rankin Scale 0、1又は2 - - 25.06 - -
0400801499x012 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病ありA-DROP スコア2 - - 18.23 - -
04026xxx9902xx 肺高血圧性疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり - - 20.72 - -
  • 当院の循環器内科の特徴は心臓リハビリです。最近では心不全患者の高齢化が問題になっています。高齢者の場合は整形外科疾患や別の内部障害(腎障害・貧血・脳梗塞など)を重複している場合が多く、自宅退院するためには自宅で生活できるレベルまでのリハビリや生活環境整備が必要です。当院では心臓病への運動療法のほか、自宅退院を目指しての取り組みをおこなっており、心リハ目的の転院も受け入れています。

腎臓内科(人工透析)

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 45 14.07 12.05 4.44% 69.53
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり 34 45.41 35.72 17.65% 72.94
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 14.48 8.75 0.00% 67.83
180040xx97x1xx 手術・処置等の合併症 手術あり 手術・処置等21あり 23 17.91 31.88 8.70% 69.74
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 13 17.08 14.21 0.00% 62.77
  • 慢性腎臓病保存期には栄養指導をはじめ他職種が関わる慢性腎臓病教育入院を積極的に取り組んでいます。尿検査異常、進行する腎機能障害などの症例に対して、腎生検を実施し確実な診断をつけ治療を行っています。末期腎不全の患者さんの透析導入準備として内シャント造設術(グラフト症例を含む)を行っています。また透析患者さんのシャントトラブルに対してのバルーンカテーテルを用いての拡張術も実施し、緊急の患者さんにも対応しています。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 46 2.78 2.67 0.00% 68.87
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 27 9.52 10.08 7.41% 72.96
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 11 7.73 9.58 0.00% 69.73
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 12.40 10.42 10.00% 79.40
060130xx02000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 内視鏡的消化管止血術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 8.90 - -
  • 消化器内科の入院で一番多いのは胆管結石やそれに伴う胆管炎の患者さんであり、内視鏡的な治療を行う事が多いです。
    2番目は胃の悪性腫瘍・十二指腸ポリープの内視鏡の治療です。3番目と5番目には胃癌の抗癌剤治療です。4番目には憩室性疾患です。
    平均在院日数は全国平均より短くなっています。

消化器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 29 5.86 4.96 0.00% 66.21
060020xx99x30x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 13 6.15 6.70 0.00% 68.69
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 13 6.54 6.52 0.00% 59.38
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 12 19.50 15.30 0.00% 75.58
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 12 8.42 7.30 8.33% 61.58
  • 胃悪性腫瘍の治療は、原則 胃癌治療ガイドラインに沿って治療を行っております。
  • 胆嚢良性疾患の手術は、腹腔鏡下胆嚢切除を第一選択としています。総胆管への落下結石を疑う場合は術前に消化器内科によって内視鏡的治療(EST)を行った後に腹腔鏡下胆嚢切除を行っております。
  • 結腸癌の66%の症例に対して腹腔鏡下で手術を行なっています。切除部位にもよりますがおおよそ3時間、出血量も50cc以内で手術を終えています。
  • 上部進行胃癌に対する胃全摘は開腹で行い、上部大弯側の進行胃癌に対しては脾臓摘出も行っております。上部早期胃癌に対しては、患者本人や家族と十分に相談して腹腔鏡下胃全摘を行っております。腹腔鏡下胃全摘を希望されないときは開腹胃全摘を行っております。当院では腹腔鏡下手術において体内吻合操作を円滑に行うことが出来ますので 腹腔鏡下胃全摘は腹腔鏡下胃切除とほぼ同じ難易度と位置付けしております。
  • 胆嚢癌の抗癌剤治療はジェムザ-ル、シスプラチンを使用したレジメを使用しています。

放射線治療科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均年齢
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等22あり 11 18.82 23.39 63.64% 71.64
010010xx99030x 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし - - 16.98 - -
06007xxx9902xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり - - 25.01 - -
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし - - 9.58 - -
040040xx9902xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり - - 23.14 - -
  • 胃悪性腫瘍の治療は、原則 胃癌治療ガイドラインに沿って治療を行っております。
  • 胆嚢良性疾患の手術は、腹腔鏡下胆嚢切除を第一選択としています。総胆管への落下結石を疑う場合は術前に消化器内科によって内視鏡的治療(EST)を行った後に腹腔鏡下胆嚢切除を行っております。
  • 結腸癌の66%の症例に対して腹腔鏡下で手術を行なっています。切除部位にもよりますがおおよそ3時間、出血量も50cc以内で手術を終えています。
  • 上部進行胃癌に対する胃全摘は開腹で行い、上部大弯側の進行胃癌に対しては脾臓摘出も行っております。上部早期胃癌に対しては、患者本人や家族と十分に相談して腹腔鏡下胃全摘を行っております。腹腔鏡下胃全摘を希望されないときは開腹胃全摘を行っております。当院では腹腔鏡下手術において体内吻合操作を円滑に行うことが出来ますので 腹腔鏡下胃全摘は腹腔鏡下胃切除とほぼ同じ難易度と位置付けしております。
  • 胆嚢癌の抗癌剤治療はジェムザ-ル、シスプラチンを使用したレジメを使用しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

  初発 再発 病期分類
基準 (※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - 34 1 7,8版
大腸癌 - - - - - 29 1 7,8版
乳癌 - - - - - - 1 8版
肺癌 - - 30 71 - 100 1 7,8版
肝癌 - - - - - 11 1 7,8版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
  • 5大癌のUICC病期分類別の患者数です。

UICC病期分類とは

  • 国際対がん連合(UICC)によって定められたTNM分類を用いてがんの進行度合い、いわゆる病期(Stage)を図る指標です。TNM分類はTが「原発腫瘍の拡がり」、Nが「所属リンパ節転移の有無と拡がり」、Mが「遠隔転移の有無」を表しており、このTNMの組み合わせによりStage0~Ⅳに分けることが出来ます。

集計の定義

  • 繰り返し入退院される患者さんは1入院のたびに1件とカウントします(同じ患者さんがH30年度に3回入退院された場合は3件となります)。
  • Stageが「0」のものは集計対象外としています。

実績について

  • 「-」を含んだ初発・再発の全件数は胃癌99件、大腸癌52件、乳癌4件、肺癌184件、肝癌14件、計353件です。
  • 当院の症例を病期分類で見てみると、消化器系癌は早期癌から進行癌まで、肺癌は進行癌の割合が多いことが分かります。
    当院では、医師(外科・内科・放射線科)、検査技師、系列病院との連携や最新の医療機器の導入で迅速かつ正確に診断、治療の決定が可能なことから、このような割合となります。
  • 当院の胃癌治療は、ガイドラインに準じて、内視鏡的治療か外科的治療を決定します。
    早期胃癌の外科的治療では、完全鏡視下の腹腔鏡下手術、進行胃癌は、開腹手術を行っております。
  • 大腸癌は、粘膜内癌、粘膜下層への軽度浸潤癌の場合は内視鏡的切除術を行います。
    外科的治療では85%を腹腔鏡下手術で行っております。特に肛門近くに病巣があるような高難度手術(直腸超低位前方切除術や内肛門括約筋切除術)は腹腔鏡手術が適している症例が多く、積極的に行っております。また、膀胱や尿管に浸潤した症例は泌尿器医師と連携して安全に手術を行っております。
  • 肺癌診療は、内科および放射線科による検査、治療を行っております。Ⅲ期の化学放射線療法、Ⅳ期および術後再発の化学療法、分子標的薬による治療が主体となります。新古賀病院呼吸器外科と連携しており術前後の放射線治療および化学療法も行っております。最近は免疫チェックポイント阻害剤の治療も増えています。
  • また、乳癌の術後放射線療法を外来で、年間約120件行っております。
    肝癌では、肝動脈塞栓療法や対症療法を行っております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 13 11.38 63.38
中等症 76 16.71 79.96
重症 12 17.08 81.50
超重症 - - -
不明 - - -
  • 成人の市中肺炎の重症度別患者数です。日本呼吸器学会成人市中肺炎診療ガイドライン肺炎重症度分類(A-DROPシステム)の定義に基づき、入院時の状態から重症度を決定し、それぞれ「患者数」「平均在院日数」「平均年齢」を算出しています。

<A-DROPシステム>

  • 1.男性≧70歳、女性≧75歳
  • 2.尿素窒素≧21 または脱水
  • 3.酸素飽和度≦90%
  • 4.意識障害
  • 5.収縮期血圧≦90mmHg
  • 軽 症:1~5いずれも満たさない
  • 中等症:1つまたは2つを有する
  • 重 症:3つを有する
  • 超重症:4つまたは5つまたはショック
  • 不 明:1~5のうち1つでも不明であったもの

集計の定義

  • 入院の契機となった傷病名と最も医療資源を投入した傷病名に対するICD-10コードが「J13~J18$」で始まるものが対象です。

実績について

  • 当院呼吸器内科では、市中肺炎はかかりつけ医からの紹介を主としています。
    軽症、中等症でも外来治療で治療に難渋したものが紹介されるため、これらの割合が比較的多くなっています。

脳梗塞のICD10別患者数等

ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率 転院患者数 合計在院日数 合計年齢
I63$ 脳梗塞 3日以内 29 39.59 73.86 18.42% 7 1148 2142
その他 - - - - - - -
  • 脳梗塞等の分類にあたる患者さんをICD-10コード別に集計しています。

集計の定義

  • 発症日から「3日以内」「その他」に分けて集計しています。
  • 『転院率』は各『ICD10』の患者さんの転院患者数/全退院患者数です。

ICD-10とは

死因や疾病の国際的な統計基準として世界保健機関(WHO)によって公表されている分類です。死因や疾病の統計等に関する情報の国際的な比較や、医療機関における診療記録の管理などに活用されます。


実績について

当院は一般病棟に加え回復期リハビリテーション病棟を併設している為、発症3日以内の急性期の患者さん比率は約60%と低めです。
平均在院日数は49.8日と長めですがしっかりした治療及びリハビリを行うことで約4分の3以上(90%)の患者さんが自宅や施設に帰られています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

集計の定義

  • 各診療科別に手術件数の多い上位5つの術式について集計しています。各術式における『Kコード』『名称』『患者数』『平均術前日数』『平均術後日数』『転院率』『平均年齢』をお示ししています。
  • 平成30年度に退院された患者さんが対象の為、外来中に行われた手術については集計対象外です。
  • 全て「-」となっている診療科においては解説は省略しています。

各名称について

  • [1]『Kコード』⇒手術術式の診療点数表コードです。術式に対し『Kコード』が付与されるようになっており、このコードは全国共通です。
  • [2]『名称』⇒『Kコード』に対する名称です。
  • [3]『患者数』⇒各『Kコード』に該当する患者数です。
  • [4]『平均術前日数』⇒入院日から手術日までの日数の平均値です。手術日当日は除きます。
  • [5]『平均術後日数』⇒手術日から退院日までの日数の平均値です。手術日当日は除きます。
  • [6]『転院率』⇒各『Kコード』の当院から他院へ転院された患者さんの割合です。
  • [7]『平均年齢』⇒各『Kコード』に該当する患者さんの年齢の平均値です。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 103 2.01 38.27 7.77% 73.81
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単) 57 1.32 19.67 7.02% 71.21
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 56 3.48 29.34 5.36% 70.38
K076-21 関節鏡下関節授動術(肩,股,膝) 54 1.46 15.72 1.85% 68.89
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 53 6.06 27.89 47.17% 79.92
  • 当院の手術患者数は昨年度1010例でした。
  • 人工関節置換術(肩,股,膝)が1番目となっています。2番目は骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿)となり主に骨折の手術が最多です。
    3、4番目は関節鏡で手術を行います。5番目は人観血的関節授動術(肩,股,膝)となりました。
    他に末梢神経関節関係の手術も多く、多彩な疾患に対応出来ることが当院の特徴の一つになっております。また当院は回復期病棟を有してるため手術後、継続してリハビリを行い自宅退院を目指すことも可能です。このため、すべての手術症例で転院率はかなり低くなってます。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 111 0.47 4.13 0.00% 36.56
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 25 0.56 4.48 0.00% 46.76
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 11 0.55 5.91 0.00% 27.18
K347-5 内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術) - - - - -
K318 鼓膜形成手術 - - - - -
  • 鼻副鼻腔疾患(慢性副鼻腔炎、嚢胞、腫瘍など)に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術が多い結果となっています。重症の鼻炎に対する経鼻腔的翼突管神経切除術(後鼻神経切断術)や鼻中隔弯曲症に対する鼻中隔矯正術は、副鼻腔手術と併用して行う事が多く、実際にはH30年度はそれぞれ46例、111例に行いました。
  • 高度の鼻中隔弯曲症に対する鼻骨変形治癒骨折矯正術(外鼻形成術)も4例に施行しています。脳外科との合同手術である下垂体腫瘍摘出術は5例に施行しました。詳細は耳鼻科ホームページに掲載しています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 135 1.40 2.99 0.74% 72.94
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 87 0.51 3.67 10.34% 72.69
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 82 2.82 3.04 4.88% 66.80
K841-22 経尿道的レーザー前立腺切除術(その他) 77 1.88 4.25 2.60% 73.91
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 43 1.93 8.67 0.00% 67.28
  • ロボット支援手術を含む、膀胱鏡・内視鏡下手術に特に力を入れて治療を行っておりロボット支援根治的前立腺全摘、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術が上位となりました。
    緊急手術を必要とする感染を伴う尿路結石等の症例も近隣施設より積極的に受け入れており、尿管ステント留置術も多くの症例数となりました。

腎臓内科(人工透析)

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 77 4.01 4.69 2.60% 74.52
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 58 8.09 19.97 5.17% 68.84
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 13 7.77 17.54 15.38% 75.62
K6072 血管結紮術(その他) - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -
  • 慢性腎臓病保存期には栄養指導をはじめ他職種が関わる慢性腎臓病教育入院を積極的に取り組んでいます。
    尿検査異常、進行する腎機能障害などの症例に対し、腎生検を実施し確実な診断をつけ治療を行っています。
    末期腎不全の患者さんの透析導入準備として内シャント造設術(グラフト症例を含む)を行っています。また透析患者さんのシャントトラブルに対してのバルーンカテーテルを用いての拡張術も実施し、緊急の患者さんにも対応しています。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 53 0.96 1.68 0.00% 69.38
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 22 4.55 11.00 9.09% 74.68
K654 内視鏡的消化管止血術 17 2.59 3.35 5.88% 79.06
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) - - - - -
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) - - - - -
  • 内視鏡を行う患者さんで1番多い入院は大腸ポリープ切除の患者さんで基本的には入院翌日退院となります。
    2番目に多いのが胆管結石に対する内視鏡的治療です。受診当日に行える体制です。
    3番目に多いのは早期胃癌に対する内視鏡治療です。入院当日に治療を行います。
    4番目に多いのは消化管出血に対する内視鏡治療、5番目には胆管の閉塞を開通させる内視鏡的治療の胆道ステント留置術です。

消化器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 25 1.76 4.76 0.00% 59.84
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 22 1.14 3.59 0.00% 62.82
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 14 0.64 14.21 0.00% 69.21
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 13 4.00 16.23 0.00% 73.38
K740-21 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術) - - - - -
  • 当院での手術症例は、腹腔鏡下胆嚢切除術、腹腔鏡下ヘルニア根治術が多いです。いずれも原則腹腔鏡下で行っております。
    ヘルニアに対しては腹膜外アプロ-チ、腹腔内アプロ-チのどちらの方法でも行うことが出来ます。症例によって使い分けております。また前立腺癌術後の症例に関しては、前方アプロ-チ(腹腔鏡下ではないヘルニア根治術)を行っています。
  • 胆嚢良性疾患の手術は腹腔鏡下胆嚢切除を第一選択としています。90%以上の症例で腹腔鏡下胆嚢切除を行っております。総胆管への落下結石を疑う場合は術前に消化器内科によって内視鏡的治療(EST)を行った後に腹腔鏡下胆嚢切除を行っております。
  • 結腸悪性腫瘍に対しては、腸閉塞や周囲組織への高度浸潤例以外は、腹腔鏡で行っております(結腸悪性腫瘍手術の約6割です。)。膀胱などの浸潤例に対しては術前抗癌剤治療を行い、泌尿器科と共同で手術を行っております。
  • 胃癌治療ガイドラインに沿って手術方針を決定していますが、早期胃癌が増えてきており60%の症例に腹腔鏡下胃切除(もしくは胃全摘)を起こなっています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 10 0.24%
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 99 2.35%
異なる - -

集計の定義

  • [1]平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)に退院された患者様が対象です。
  • [2]その中でも一般病棟の入院期間を1件とします。(例:8/1一般病棟へ入院⇒8/15回復期病棟へ転棟⇒8/25一般病棟へ転棟⇒8/30退院の場合は一般病棟に2回入院してましたので、2件となります。)
  • [3]最も医療資源を投入した傷病名のDPC上6桁が「130100」「180010」「180035」「180040」で入院の契機となった傷病名のDPC上6桁と同一の場合と、異なる場合で件数と発生率を算出しています。発生率算出の分母は[2]の全退院患者数です。

実績について

  • 全症例に対する敗血症の割合は0.36%でした。
  • 処置・合併などの合併症例に関しては合計83件で透析患者さんのシャント狭窄が71件と大半を占めています。その他、体内に挿入されたカテーテル感染症が3件でした。

更新履歴

2016年9月30日
平成27年度病院指標を公開しました。
2017年9月30日
平成28年度病院指標を公開しました。
2018年9月29日
平成29年度病院指標を公開しました。
2019年9月30日
平成30年度病院指標を公開しました。