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腎臓内科
概要
外来部門
古賀病院21においては、月曜・火曜・木曜午後、金曜・土曜午前に腎臓内科の診療を行っております。血液浄化部門においては、100名前後の維持透析患者をPDとHDにて継続管理を行っています。
3年ほど前からリハビリスタッフによる、外来維持透析患者に対する運動療法を透析中に行っており、透析室での運動を行う様子がすっかり定着しております。運動療法開始後にADLの改善を認める患者さんも多数見受けるようになり、リハビリスタッフと看護スタッフによる積極的な介入による賜物と確信しております。
また、それと並行して栄養士による定期的な食事療法のサポートを受けておりまして、患者様にも好評です。アフェレーシス分野においては今まで同様にFHの患者さんに対するLDL吸着療法を継続しています。
病棟部門
平成25年度の新規血液透析導入患者数は41名で、平均導入時年齢は69.15歳(平成24年度 73.69歳)でした。
毎年わずかずつではありますが、導入期の年齢が高齢化しております。腎炎の精査・加療については、腎生検は毎年20例弱ほど施行しています。紹介時すでに腎機能があまりにも低下している、超高齢者であるなどで、腎生検をしたほうが望ましい場合でもリスクがそのメリットより大幅に上回る症例が増えてきているように感じます。
IgA腎症やネフローゼ症候群の加療は、生検の結果とガイドライン・文献を参照し、画一的ではなく、各症例に応じた治療法をチームで活発に話し合いながら行っています。
シャント血管造影・血管内治療
シャント関連の血管造影件数は年間250~300例ほどで、近隣の透析クリニックよりたくさんの患者をご紹介いただいています。
火曜日と水曜日を定期検査・治療日と設定しておりますが、シャント閉塞や閉塞のリスクが高い患者さんの紹介に対しては、迅速な対応に心がけており、即日もしくは翌日で対応しています。PTA関連の学会にも毎年1名は参加し、より安全で確実な治療を提供できますように、知識・技術をチームで共有し、日々努力しています。