心臓血管外科

概要

当科では心臓血管外科医が心臓血管センター関連部門と密接な連携の元、日々の診療に当たっております。

特長

心臓・胸部大血管手術に関しては手術症例が高齢化し複合手術が増加するとともに、種々の合併疾患を有するいわゆるハイリスク症例が増加しています。まずは循環器内科にて手術適応かどうかを検討し、その後、心臓外科との検討会にて最終的に判断しています。その後、患者様、御家族に対して、外来で病状と手術に関して充分に説明し、治療方針を決定していただいています。入院後に2回目の説明を行ない、循環器内科による術前管理、レベルの高い心臓麻酔、ICUや病棟での循環管理や看護、術後早期からの心臓リハビリテーション介入、服薬指導、栄養指導など、多くのスタッフと力を合わせて診療にあたっています。

また、内頚動脈内膜剥離術や下肢動脈バイパス手術など、ほぼ全身の末梢血管手術も積極的に行っております。さらに、臨床にて得た知見を学会や医学雑誌等においてに積極的に発表しています。

 

 

症例

2017年度の手術総数は133例でした。 症例としては4割強が弁膜症手術で最も多く、高齢者大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁置換術が9割を占めています。

大動脈弁置換術には冠動脈バイパス術や上行大動脈置換術を、僧帽弁手術には三尖弁手術や心房細動に対するメイズ手術等を行った症例が多く、そのような複合手術が増加しています。真性の胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤に対しては、瘤の部位と伸展様式、主要分枝との位置関係、手術に伴う危険因子等を考慮し、人工血管置換術かステントグラフト内挿術かを慎重に決定しています。

 

2018年度 心臓血管外科 手術総数 390例

A 心臓・胸部大血管手術 131
   1)虚血性心疾患 28  
            冠状動脈バイパス術   25
            左室形成術   1
            心室中隔穿孔閉鎖術   2
   2)弁膜症 66  
            大動脈弁置換術   32
            僧帽弁形成術   25
            僧帽弁置換術   2
            大動脈弁、僧帽弁置換術   6
            三尖弁置換術   1
   3)大動脈基部~胸部大動脈疾患 29  
            上行大動脈置換術   8
            弓部大動脈置換術   15
            胸腹部大動脈置換術   1
            胸部ステントグラフト   5
   4)先天性心疾患 1  
   5)その他の心臓手術(腫瘍、肺塞栓等) 7  
B 腹部大動脈瘤 32
            人工血管置換術   22
            ステントグラフト   10
C 末梢血管手術 213
            内シャント手術   126
            下肢静脈瘤手術   70
            末梢血管(バイパス術、血栓除去等)   17
D その他 14

 

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